竹炭工房「竹物語」(度会郡南伊勢町伊勢路、TEL 0599-65-3100)は孟宗竹を炭化し、特殊加工処理した食品添加物の開発に成功し、販路拡大を狙っている。
「食べる竹炭」として開発された「食竹炭(ショクチクターン)」は三重県医薬品センターによる成分分析や三重大学生物資源学部でのマウス等の動物試験、県内のケアハウスでの経口試験など、産官学共同研究によって生まれた商品。炭焼きして出来た竹炭を微粉末に粉砕し不純物を除去、食品添加物の認可を得て、現在はクッキーや、ようかん、飴などに入れて販売している。
同社代表の世古好弘さんは、「食品添加物としての引き合いも多く、沼津や大阪などの菓子メーカーでも商品化され人気がある。同品は口の中でもジャリジャリ感を感じさせず水にもよく溶け、食品添加物として加工しやすい」と話している。