今回で17回目を数える「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」が8月3日~4日、大王崎沖の太平洋上を舞台に開催された。参加44艇(参加者約200人)。
「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」巨大カジキを釣り上げる
同大会ルールは、JGFA(ジャパンゲームフィッシング協会)会員3人以上のチームで参加することが条件で、ライン(釣り糸の太さ)クラスハンディなどを考慮しながら大物カジキを狙う。釣り上げたカジキの重さにハンディ、タグアンドリリース(釣った魚に標識を打ち放流)もしくはランディングにするかポイントルールを計算しながら、2日間の合計ポイントで優勝を競い合う。
初日は、合計14本のカジキが上がった。背びれが帆のようなバショウカジキとクロカワカジキの2本をタグアンドリリースした「ゴールデンリリー」(伊勢市)が合計500ポイントを獲得し暫定1位に。クロカワカジキ2本、サワラ1本、シイラ2本を釣り上げた「ビーグル」(同)は1本をタグアンドリリース、1本をランディング(重さ105.2キロ、全長3.09メートル)、サワラ(重さ10.8キロ、全長1.22メートル)1本の合計3本がポイントに加算(シイラは10キロ未満のため0ポイント)され、合計367.4ポイントをゲットし暫定2位につけた。
2日目、合計10本のカジキが釣り上げられ、2本のカジキをタグアンドリリースし、シイラ(重さ12.4キロ)1本を釣り上げた「レックス」(愛知県名古屋市)が合計ポイント518.6ポイントで、2日目0本の「ゴールデンリリー」をシイラ1本分の差で逆転優勝した。2位「ゴールデンリリー」、3位「ビーグル」。
全行程で16本をタグアンドリリース、8本をランディング、合計24本のカジキが釣り上げられた。最も大きなカジキは、「AMENITY(アメニティ)」(静岡県菊川市)の167.6キロだった。