志摩市出身の山口舞選手が所属する日本バレーボールVプレミアリーグ(Vリーグ)岡山シーガルズ(岡山県岡山市)が9月14日、毎年恒例のバレーボール教室を阿児アリーナ(志摩市阿児町)で行った。
同市志摩町出身の山口選手は、1983年7月3日生まれ。和具中学校卒業後、大阪国際滝井高校(大阪府守口市)に進学し、2002年岡山シーガルズに入団。昨年のロンドンオリンピックで女子バレーボール代表選手12人に選ばれ、ウイングスパイカーとして活躍し、銅メダルを獲得。今年からチームのキャプテンに就任。2011/12Vリーグでベスト6賞に選ばれた。三重県スポーツ栄誉大賞、岡山県県民栄誉賞などを受賞。身長176センチ。
岡山シーガルズは、河本昭義監督率いるVリーグ唯一の市民クラブチーム。2012/13Vリーグ3位。チームメートには15歳2カ月史上最年少現役中学生のセッターとして話題を集めた宮下遥選手やアテネ・北京オリンピック出場の栗原恵選手らがいる。「夢は皆さんと共に!」をキャッチフレーズに、市民クラブチーム初の日本一を目指す。
この日は、岡山シーガルズと地元クラブチーム「志摩クラブ」との試合や岡山シーガルズの青白試合などが行われた。山口選手は地元の仲間と一緒になり志摩クラブのコーチとしてベンチに入った。午後からは今回で10回目になるバレーボール教室が開かれ、地元小中学生やママさんチームのメンバーら約230人が参加した。
河本監督は「2020年に東京でのオリンピック開催が決定した。7年後山口選手のように、バレーボールで活躍する選手が育ってくれれば」と期待を込める。