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伊勢・明和町に中華ダイニング「凛香」-老舗・銀座アスター元総料理長が出店

伊勢・明和町に中華ダイニング「凛香」-老舗・銀座アスター元総料理長が出店

伊勢・明和町に中華ダイニング「凛香」-老舗・銀座アスター元総料理長が出店

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 1926(昭和元)年創業、銀座1丁目に本店を構え全国に41店舗を展開する高級中国料理店「銀座アスター」に37年間勤め全店の総料理長に当たる調理担当執行役員にまで上り詰めた橋本和義さんが、明和町に中華ダイニング「凛香(りんか)」(多気郡明和町、TEL 0596-53-1501)をオープンして4カ月が過ぎた。

「銀座アスター」の料理担当執行役員にまで上り詰めた橋本和義さんが中華ダイニング「凛香」オープン

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 北海道出身の橋本さんは18歳で上京し、藤沢、蒲田、浦和、名古屋、新宿店などで調理部門を担当、名古屋賓館(愛知県名古屋市)では料理長として開店前から関わった。その後同社調理担当執行役員として同店のグランドメニューや四季のメニューなどの開発に55歳まで携わった。

 同社退職後、度会郡玉城町田丸に妻の実家があったことがきっかけでこの地にやって来た。「リタイアして人生に物足りなさを感じて…。気軽に食べられる中華料理店を」と一念発起し開店。店舗の住所「明和町斎宮」は、天皇の代わりに伊勢神宮に仕えた斎王が住んでいたとされる斎宮(さいくう)のあった地。

 メニューは、「アワビの煮込み」(3,800円)、「フカのヒレのスープ」(2,600円)、「吉切鮫の尾ヒレの姿煮込み」(8,450)など高級中華料理といわれるものから、「カニの爪の広東式揚げ物」(480円)、「豚肉とたけのこの香り炒めレタス包み(2包み)」(950円)、「チャーハン」(850円)、「酢豚」(1,350円)などなじみのある廉価な中華料理まで。ランチは「鶏肉の空揚げ香味ソース」や「酢豚」「マーボー豆腐」「えびチリソース」など季節ごとに4種類を用意。スープ、デザートなどを付け、850円~1,000円に抑えた。コース料理は1人3,000円から受け付ける。

 橋本さんは「銀座アスター時代、先代の太田芳雄社長から『日本人のための中国料理とは?食べることから、食文化にまでステップアップさせていかなければいけない』と徹底的に教えられた。この地に中国料理の食文化を作ることができれば」と意気込みを見せる。「オープンしてから『セロリ麺』だけを何度も食べに来てくれる人がいる。そういうお客さまが料理人として率直にうれしい。気軽に足を運んでいただければ」とも。

 営業時間は11時~13時30分、17時~21時30分。火曜定休。

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