真珠養殖盛んな英虞湾を一望する丘に咲く1000本の梅が三分咲きになった。梅園を管理する大山広苑(志摩市志摩町越賀、TEL 0599-84-1011)は現在、「梅千本観梅会」を開いている。
約3.3ヘクタールの庭園に植えられた梅は白梅や紅梅、しだれ梅、雲龍梅など約60種1000本以上、1998年ごろから植樹を始めたものだ。樹齢100年以上の老い木にもかれんな花がほころんでいる。昨年の同イベント期間中には約5500人が訪れた。
同苑の山本夏奈さんは「梅が咲き始めたのは昨年とそれほど変わらないが、白梅が少し遅い気がする。見頃は2月末~3月中旬。少し遠いが、一足早い志摩の春を楽しみに来ていただければ」と来苑を呼び掛ける。
3月7日~9日は盆梅をはじめとする盆栽展を、同8日にはぜんざいの振る舞いや地元の子どもたちによるステージイベントなどを予定。
開苑時間は9時~17時。火曜休苑。入苑無料(苑内の美術館などは有料)。