合歓の郷ホテル&リゾート(志摩市浜島町、TEL 0599-52-1111)の「エクシードダイニング」で現在開催中の「3月のランチバイキング『まぐろフェア』」が、「話題の『伊勢まぐろ』がおなかいっぱい食べられる」と人気を集めている。
毎月開催しているランチバイキングは、旬の食材や高級食材が食べ放題となるため人気が高い。3月のメーン食材は、南伊勢町産のブランド魚「伊勢まぐろ」。2月は「フォアグラ丼と牛しゃぶセイロ蒸し」、1月は「エビと合歓ネギの天ぷらとにぎりずし」だった。
「伊勢まぐろ」は、同ホテル隣町のリアス式海岸が美しい度会郡南伊勢町神前浦で養殖(畜養)した本マグロで、暖かい黒潮と世界遺産となった熊野古道のある紀伊山地から流れる豊富なミネラルを多く含んだ海水が混ざる環境で丁寧に育てられている。クロマグロ養殖場国内最北東。
同フェアは、3月の土曜・日曜と春休みに入る平日の24日~28日、4月5日・6日限定で開催。土曜・日曜には、同ホテル和食料理長の林久樹さんによるマグロの解体パフォーマンスもある。赤身、中トロ、大トロなどの刺し身やにぎりずし、赤身のレアステーキなどのマグロ料理とそのほかの料理約40種類が並ぶ。
林さんがマグロの解体を始めると人だかりができ、包丁さばきと切った断面の美しさにうっとりしていた。解体が終わると、大トロや中トロを求め片手に皿を持った客の列がすぐにできた。林さんは「とろけるおいしさとなめらかな食感、クセのない甘味とうま味が素晴らしい」と評価。利用客は「養殖独特の臭みは一切なく、とてもおいしい。こんなにマグロを食べたのは初めて」と満足そうだった。
同社マーケティング部の片瀬善之部長は「正直なところ仕入れも高価なので経営的にはかなり厳しいが、多くの人に『伊勢まぐろ』のおいしさを知っていただきたいと思い出血大サービス(苦笑)。ぜひともこの機会にご賞味いただければ」とPRする。
3月23日18時~20時、同ホテルレストラン「ボールルーム」では、同ホテルの和・洋食の料理長が和洋折衷による伊勢まぐろ料理を提供。和太鼓の演奏バックに伊勢まぐろの解体ショーなどもある「伊勢まぐろ尽くし賞味会」(1人=1万3,000円)、1日5室限定の2つの宿泊プラン「伊勢まぐろ会席」「伊勢まぐろ(洋食コース)」(1万2,500~1万9,800円)など、同ホテルを挙げて「伊勢まぐろ」を前面に打ち出す。
料金は、大人=2,600円、小学生=1,500円、幼児(4歳以上)=500円。