見る・遊ぶ 学ぶ・知る

鈴鹿サーキットを単3電池40本で走る「エネ1GP」-伊勢工高チーム3回目の挑戦

鈴鹿サーキットを単3電池40本で走る「エネ1GP」-伊勢工高チーム3回目の挑戦

鈴鹿サーキットを単3電池40本で走る「エネ1GP」-伊勢工高チーム3回目の挑戦

  • 0

  •  

 単3乾電池40本をエネルギー源にして自作のマシンで走る「Ene-1GP(エネワングランプリ)」が8月3日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で開催され、伊勢工業高校(伊勢市神久)の機械部チーム「伊工印良品」が3回目の挑戦を行った。

【関連画像はこちら】伊勢工業高校3年生の笹山飛翔さんがドライバー

[広告]

 先週の7月27日に開催された「コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース(通称=鈴鹿8耐)」や10月5日に開催を予定している自動車レースの最高峰「2014 FIA F1 世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリレース(日本GP)」と同じ国際レーシングコース(1周5.807キロ)を走るエネ1GP。

 2011年から始まり今年で4回目を迎えた同レースは、自作の電気自動車に動力源としてパナソニック製の充電式単3電池40本を使うことが条件。3輪以上の「KV-40」に今年から2輪部門の「KV-BIKE」も追加された。KV-40には車両重量の制限がない「KV-1」と車両重量が35キロ以上の「KV-2」の2種類のカテゴリーがある。

 ルールは同コースを1周ごとにインターバルを取りながら3周し、その合計タイム(走れなかった場合は走行距離)で競い合う。電池の消費量を少なくするためのアクセルとブレーキ操作、電気消費の大きい登り坂と下り坂での電気の使い方など、エネルギーマネジメントがポイントとなる。

 伊勢工業高校機械部のチームはKV-2カテゴリーにエントリー。今年は1から作り上げる新車両での参戦を目指して5月からマシンの製作に取り掛かってきた。毎晩20時、21時までの放課後の時間と休日返上で取り組んだが、時間がなく、間に合わすことができなかった。レース前日に国家資格の技能検定(普通旋盤作業)試験と重なりチームメンバー7人中5人が受験したことも理由の一つ。仕方なく今回は2年連続同レースに出場してきた旧マシンに新しいモーターを付け替え、試走無しでレースに臨んだ。

 レースでは、1stアタックでいきなりトラブル。S字コーナーの上り坂途中でチェーンが外れ、コースを1周することができなかった。記録は1200メートルで83チーム中80位と不本意な結果に終わった。

 機械部を指導する同校教諭兼チームマネージャーの鈴木守さんは「新車両での参加を目指したが時間がなく、結果として付け替えたモーターをセッティングする時間も取れなかった」と悔しがる。浜辺恒彦教諭は「今年は新車両で臨もうと1からフレームやパーツを作ってきたため生徒たちの意識が相当変わった。ほかのチームの車体を見る目が輝いていた」とチャレンジしたことへの満足感を言葉にした。

 3年間同レースに出場し、昨年からドライバーとしてレースに参加する3年生の笹山飛翔(つばさ)さんは「昨年は1周を走り切り、2周目スタート時点で止まってリタイア。今年はS字コーナーの坂を登ることができず残念。来年はニューマシンで完走してほしい」と後輩に思いを託した。

 同チームは、岐阜県で11月2日に行われる「エコノパワーin岐阜」にニューマシンで参戦する。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース