野菜を中心とした料理を提供するレストラン「野菜食堂 ななかまど」(伊勢市黒瀬町、TEL 0596-63-5531)の店内に設置されている体組成計に乗る女性客が日増しに増えている。
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6月22日オープンの同店。オーナーシェフの小林くみさんは野菜ソムリエや管理栄養士の資格を持ち、伊勢病院で約10年間、病院食の献立作成や栄養指導に携わってきた実績を持つ。店内には病院やスポーツクラブなどに設置されるタニタの業務用マルチ周波数体組成計(定価756,000円)を置き、数値に基づいた健康アドバイスなどを無料で行っている。
店名の「ななかまど」には、同店のシンボルツリーでもあり、紅葉し実を付けるバラ科の木「ナナカマド」と、特別なごちそうでなくても毎日の食事を大切にしていきたいという「7つ(1週間)のかまど(食事)」の2つの意味を込めた。
ランチタイムの人気メニューは、野菜中心の料理で600キロカロリー前後に抑えた「健康定食」(980円)。ある日のメニューは「鶏肉のピカタ バジル風味 もやしのナムル 南瓜の豆乳煮」に野菜プレート、ご飯(白米または雑穀米)、みそ汁、ミニデザートが付いて約580キロカロリー。そのほか「とろろ牛すじと野菜のカレー定食」(同)、「今日のスムージー(飲むサラダ)」(500円)などのメニューを用意する。
「ピカタは軟らかい鶏胸肉を使い、低カロリーながらもオーロラソースを掛けることで食べ応えがあるように仕上げた。コメは、店の窓から見える水田でも栽培している市内在住の宇野充浩さんが作ったコシヒカリに、黒豆・もちきび・ハトムギなどの雑穀をブレンドして提供している」と小林さん。
小林さんは「食生活の改善は、平均的な数値よりも個人に合った栄養バランスが大事。体組成計で自身の体の詳細なデータを定期的に把握していただければ。『ななかまど』がお客さまにとって健康を意識できる場所になればうれしい」と思いを込める。
営業時間は11時~15時、17時~21時。水曜定休。