メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の疑いのある伊勢市森下隆生市長と幹部ら計7人が7月11日から、肥満の改善に取り組み、市民に肥満予防の普及、啓発を行うため、市民に先駆け3カ月間で胴回りマイナス3~5センチを目標に減量に挑戦する。
昨年7月11日に「健康文化都市宣言」を行った伊勢市は、今年度の健康文化都市推進事業の一環で今月7日から13日までを「健康文化週間」とし、さまざまな事業を実施している。また毎月11日を「健康の日」に制定し、毎回啓発事業を行う。
この日は7人の体重、腹囲などを測定し公表。「7人のメタボ侍 内臓脂肪を斬る!」と題し、出陣式を行った。身長171.6センチの森下市長は腹囲90.2センチ、体重75.3キロ、体脂肪率29.3%で、3カ月間で腹囲85センチ以下を目指すという。3カ月後の10月11日に7人すべての結果を発表する。
森下市長は「今流行のビリーズブートキャンプも効果があるようだが、健康課職員が計画してくれたプランを元に目標達成したいと思う。やれないわけはない。断食をしてでも達成する覚悟」と決意を語った。
同市健康福祉部健康課の岩佐香さんは「無理な減量は体に良くないので、ウオーキングなど適度な運動と低カロリーで栄養バランスのいい食事摂取の継続を提案した。7人の中には腹囲100センチの人もいるので全員85センチ以下を目指すには無理が生じるため、それぞれに目標設定している。最終的に7人が腹囲85センチ以下になるには1年以上はかかるかもしれないが頑張ってもらいたい」と話している。
また同課では、「健康文化週間」「健康の日」の啓発事業のほかに「低カロリー・バランス食レシピ」を毎月ホームページ上と「スーパーぎゅーとら」市内9店舗で配布したりもしている。7人の身体測定値の途中経過はホームページでも公表予定。