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伊勢うどん店が観光名所に?-老舗「山口屋」の店先に「顔ハメパネル」設置

伊勢うどん店が観光名所に?-老舗「山口屋」の店先に「顔ハメパネル」設置

伊勢うどん店が観光名所に?-老舗「山口屋」の店先に「顔ハメパネル」設置

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 昭和初期創業の老舗伊勢うどん店「山口屋」(伊勢市宮後、TEL0596-28-3856)の店先に昨年12月31日、顔ハメパネル(顔出し看板)が設置された。

「伊勢うどん大使」の石原壮一郎さんと山口屋店主の山口敦史さん

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 顔ハメパネルとは、人と共に観光地などが背景に描かれ、人の顔の部分がくり抜かれそこに自分の顔をはめて撮影する記念撮影用の看板のこと。かつて観光地やレジャー施設に多く設置されていた。現在三重県観光キャンペーン推進協議会は、映画「ガメラ」「ゴジラ」「潮騒」や歴史上の有名人「松尾芭蕉」などを題材にした顔ハメパネルを作成し、「ネットで応募!顔出しパネル de Best Shot!」のキャンペーンを展開中(3月31日まで)。

 現在、客の大半が観光客だという同店。3代目店主の山口敦史さんは「(客が)店の前で記念撮影をしてツイッターやフェースブックで紹介してくれるが、汚い店を写すよりはいいと思い…(笑)」と顔ハメパネルの設置理由を説明する。

 同パネルは手描きで、朝日新聞や書籍の表紙などに作品を提供しているイラストレーターの田上千晶さんが手掛けた。岡持ちを持ってバイクにまたがる山口さんと伊勢うどんを持つ女性従業員、実店舗と同じ看板やのれん、千客万来のしめ縄などが描かれている。山口さんが着るTシャツには「I LOVE(ハートマーク) ISEUDON」の文字と伊勢うどんの絵が描かれるなど細部にもこだわった。

 同パネルのお披露目会に立ち会った「伊勢うどん大使」の石原壮一郎さんは「山口屋さんが伊勢うどん店で初めてオリジナル看板を設置したことは、伊勢うどんの歴史に大きく刻まれる偉業。伊勢うどんがさらに、メジャーシーンに顔を出していくことを象徴している。伊勢うどんスピリッツを体感できる『聖地』として、伊勢の『新名所』としてたくさんの人に愛されるだろう。順番待ちの間も楽しんでいただきたい、伊勢うどんのおいしさの記憶をしっかり焼き付けてもらいたい…。まさに伊勢うどんのような太くあたたかい配慮に満ちた英断」と賞賛する。

 山口さんは「伊勢うどんを食べた記念に、少しでも喜んでいただければ」と話す。

 同店の営業時間は10時~19時。木曜定休。

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