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ありそうでなかった?-ソウルフード「伊勢うどん」と「あられ茶漬け」セットに

ありそうでなかった?-ソウルフード「伊勢うどん」と「あられ茶漬け」セットに

ありそうでなかった?-ソウルフード「伊勢うどん」と「あられ茶漬け」セットに

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 伊勢のソウルフード「伊勢うどん」と「あられ茶漬け」が同時に食べられるありそうでなかった組み合わせメニュー「伊勢じまん」(600円)が伊勢うどん専門店「山口屋」(伊勢市宮後、TEL 0596-28-3856)で提供され、人気を集めている。

伊勢うどんのタレに染み込んだ田舎あられ

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 「伊勢うどん」は「讃岐うどん」などと比べこしがなく太く柔らかい麺で、カツオだしなどで調合した黒いたまりじょうゆと刻みネギを絡めて食べるのが特徴のソウルフード。もともと伊勢神宮参拝客に早くておいしい食べ物を――と江戸時代に先人たちが考え出したファストフードといわれている。讃岐うどんと対極にあるため味の賛否はあるが伊勢神宮人気に比例しじわじわとファンを増やしている。「あられ茶漬け」は「田舎あられ」を茶漬けにして食べる伊勢オリジナルの食文化。塩や砂糖、お茶漬けの素などを入れて食べる。伊勢では「うどん」は「伊勢うどん」、「お茶漬け」は「あられ茶漬け」のことを指す。

 同店は昭和初期創業で店主の山口敦史さんは3代目。伊勢うどん(500円)、月見うどん(550円)、肉伊勢うどん(650円)、天ぷら伊勢うどん(800円)などのメニューは、自家製の伊勢うどんとたれが地元客や観光客に親しまれている。

 「伊勢じまん」は、同店の看板メニューの伊勢うどんにパック入り「田舎あられ」を付けたもの。食べ方はまず、温かい伊勢うどんに田舎あられを半分入れ伊勢うどんを食べながら少し柔らかくなったあられを食べる。次に、うどんを食べ終わった後の残りのたれに残りのあられを入れ、ゆで汁を足しお茶漬けのようにして食べる。

 山口さんは「田舎あられと伊勢うどんのセットをメニューに組み込みたいと思っていたところに、小分けしたパック入りの田舎あられの存在を知り、『伊勢じまん』が完成した」と説明する。田舎あられは南勢糧穀(伊勢市上地町、TEL 0596-28-4410)の商品。「伊勢うどんのたれに染み込んだあられは最高においしい。伊勢の二大ソウルフードをお試しいただければ」とも。

 営業時間は10時~19時。木曜定休。

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