暮らす・働く

2月19日から始まるカレンダー、伊勢・二見浦から見た月の満ち欠け記す

2月19日から始まるカレンダー、伊勢・二見浦から見た月の満ち欠け記す

2月19日から始まるカレンダー、伊勢・二見浦から見た月の満ち欠け記す

  • 0

  •  

 伊勢の二見(ふたみ)からの月の満ち欠けをカレンダー(月暦)にした「二見浦月暦 日出づる町・月照らす渚」が今年も新月の日に、毎月100部限定で無料配布される。1年分をセットにした有料配布分も先着順で販売する。配布はカエル堂(伊勢市二見町)。

【その他の画像】「二見浦月暦 日出づる町・月照らす渚」

[広告]

 今年の旧暦(太陰暦)の1月1日は2月19日、旧暦の1月1日は必ず新月になる。旧暦は、地球の周りを約29.5日かけて1周する月の周期を基に、新月の日を1日(朔日ついたち)として次の新月までを1カ月とする。2月19日から始まる同カレンダーでは、月の満ち欠けを月名とイラストでわかりやすく描くほか、二見町からの月の出・月の入、日の出・日の入の時刻、二十四節気、七十二候を掲載する。仕様はハトロン紙・A5サイズ。

 同カレンダーは、二見町出身のライター・中村元美さんらクリエーターが集まるカエル堂が中心となって「もっと二見のすばらしさを知ってもらいたい」と3年前から自費で印刷し、新月の日に1カ月分を手分けして無料配布している。

 中村さんは「月の満ち欠け、潮の満ち引きといった自然の摂理を意識することで、気持ちが豊かになる気がする。海・山・川に囲まれた二見は夫婦岩だけでなく月を愛(め)でるスポットがたくさんある。西行や鴨長明、後鳥羽院らも月の歌を残している」と話す。

 「『ますかがみ 二見の浦にみがかれて 神風清き 夏の夜の月』は、鎌倉時代に藤原定家が夏の夜に二見浦に浮かぶ月を見て、一点の曇りもないきれいな鏡のようだと詠んだもの。二見浦からは、さえぎるものが何もないので東から西の空へと移る月の動きを見ることできる。毎日、姿を変え現れる時間もさまざま。『今日の月はどんなんだっけな?』と気になる時に月暦を見てほしい」と中村さん。

 月暦の配布先は、二見浦観光案内所(生涯学習センター)、二見郵便局、伊勢市役所二見総合支所、賓日館(ひんじつかん)、五十鈴勢語庵、朝日館、岩戸館、赤福二見支店(以上二見町)と、モナリザ(河崎)、カフェsimme(宮後)。

 月暦1年分の価格は1,080円(送料250円別途)。カエル堂ホームページと朝日館(二見町茶屋、TEL 0596-43-2001)で扱っている。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース