伊勢神宮内宮(ないくう)の神域を流れる五十鈴川の河川敷一帯で現在、「五十鈴川桜まつり」が開催されている。
倭姫命(やまとひめのみこと)が、来ていた着物を洗い清めたことから御裳濯川(みもすそがわ)とも呼ばれる五十鈴川の堤にはソメイヨシノが満開の花を付けている。同祭りは、毎年サクラの開花と共に開かれ大勢の人を集めている。
4月12日までは、田楽や団子などを販売する「花見屋台」や季節料理を詰めたおかげ横丁内の料理店の「花見弁当」の注文を受けつけている。日没には8基の投光機を使いカラフルにライトアップし夜桜を演出している。同4日には、芸能集団「和力(わりき)」による特別公演「はな舞台奉る」が奉納演奏された。
同祭の広報担当者は「天気が不安定で晴れた日が少ないが、サクラはまだ散らずに美しく咲いている。夜桜はとてもきれいなのでお気軽に足を運んでいただければ」と話す。
開催時間は10時~21時ごろ。祭り期間はサクラが散るまで(雨天中止)。ライトアップは日没~21時ごろ。