三重県内で活躍するデザイナーやイラストレーター、カメラマンらでつくる「クリエイターズ協会」(会長=有田昌人さん)による同協会設立30周年記念作品展「30°F(華氏30度)」が現在、「賓日館(ひんじつかん)」(伊勢市二見町)で開催されている。4月12日まで。
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同協会は、クリエーティブな作品を通して三重県を元気にしようと伊勢市出身のクリエーティブデレクターの花井利彦さんを中心に10人でスタートし、初代会長には花井さんが就いた。昨年12月10日に設立30周年を迎えた。
現在は23人が所属、定期的な作品展やイベント(伊勢大祭)会場でのライブペインティング、商店街のシャッターペインティングなどを実施。会員同士の交流会や資質の向上を目指した勉強会などを開きながら、県内におけるデザインへの価値・評価を高める活動を行ってきた。
同展のテーマは「華氏30度=摂氏-1.11111111 それは涙を凍らせる温度。」。皇族関係者が宿泊した由緒ある歴史的建造物の同館1階フロアに、写真やイラスト、オブジェなどメンバーが創作した作品約100点を展示している。
花井さんは「30年前県内にはクリエーターたちが集まる団体は無かった。デザインの力で地域環境を改善したいと血気盛んなメンバーが集まってクリエイターズ協会ができた。今後さらに活動を活発にしていくためにも若手クリエーターのメンバーを増やしていきたい」と話す。
11日には、画家や映画監督として活動する増山麗奈さんのトークライブ(16時~)と増山さんと花井さんとのトークセッション(17時40分~)を予定。花井さんは「県内でクリエーターを目指そうとしている人や実際に活動している人に見てほしい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分。入館料は、大人=300円、小中高生=150円。