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クリエーターたちが集う志摩の隠れ家「赤木場の杜」、一般客にも開放

クリエーターたちが集う志摩の隠れ家「赤木場の杜」、一般客にも開放

クリエーターたちが集う志摩の隠れ家「赤木場の杜」、一般客にも開放

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 志摩市の山の中に伊勢志摩で活躍するクリエーターたちが集う隠れ家「赤木場の杜(あかこばのもり)」(磯部町山田)が6月から、一般の人たちにも開放された。宣伝をするわけでもなく、場所もわかりにくいため、まだまだ謎が多い。

志摩の隠れ家「赤木場の杜」阪中夫妻

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 平屋建ての簡素な家の中に、焼き物、草木染、ステンレスアート、ステンドグラス、手作り絵本など、クリエーターたちの作品が展示されている。その建物を中心に、周囲にはツリーハウスや手作りの窯、ニホンミツバチの蜂蜜を取る養蜂箱、林を抜け山に入るとまだまだ発展途上の遊歩道。場所は、自動車もほとんど通らない人里離れた山の中で緑に囲まれた空間。

 同町的矢地区に2001(平成14)年、セカンドハウスを購入した阪中英さんが、知り合った友人に土地を借り、毎日楽しみながらコツコツと作っていった赤木場の杜。陶芸家でもある阪中さんは「気の合った人たちが自然に集い、好き勝手しながら毎日楽しんでいる。ここは『おとなの遊び場』」と話す。

 現在は一線からリタイアしこの地に永住を決め、第二の人生を謳歌(おうか)する坂中さんは「これまではあまり公開していなかったが、同杜の入り口に小さなショップを開店したことを機に一般の人にも自由に遊んで行っていただけるように金曜、土曜、日曜の3日間だけ開放した」と経緯を説明する。

 新しくできたショップ「にぐるま」では地元の野菜や果物のほか、竹塩や陶芸品などが並ぶ。名水百選に選ばれている同町恵利原の「天の岩戸」から水を汲み、その水を使ったコーヒーや紅茶などを提供する。

 「今のところ、3日間は一般公開しているが、まだまだどうなるかわからない。試行錯誤をしながら、基本はみんなが楽しめる空間作りを目指したい」(坂中さん)とも。

 営業時間は10時~16時。金曜、土曜、日曜の3日間限定営業。7月17日には、てづくり市「わらいふまつり」が同杜で開催される。

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