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志摩・浜島の坂の上にカフェレストラン、還暦過ぎた主婦がこだわり料理

志摩・浜島の坂の上にカフェレストラン、還暦過ぎた主婦がこだわり料理

志摩・浜島の坂の上にカフェレストラン、還暦過ぎた主婦がこだわり料理

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 志摩の漁師町の静かな山の中に5月15日、カフェレストラン「坂のうえ」(志摩市浜島町、TEL 090-5113-8877)がオープンした。

【その他の画像】カフェレストラン「坂のうえ」のメニュー「坂のうえラーメン」

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 毎年6月の第1土曜に開催される夏の訪れを知らせる祭り「伊勢えび祭り」(今年は6月6日)が盛大に行われ、伊勢エビのまちとしても知られる浜島町。浜島はかつては大型の遠洋漁業船が立ち寄る基地港としても栄え、近海・遠洋漁業も盛んだった。

 漁師の子に生まれたオーナーの中村雪子さんは「小学5、6年のころに母が食堂を始め、その後父も手伝うようになり夫婦で食堂を切り盛りしているのを小さいころから横で見ていた。カツオやサザエなど新鮮な魚介類が豊富な浜島に生まれ育ったのが、お店オープンの原動力になったのかも」と打ち明ける。

 メニューは、食堂で出していた母の味を継承した「坂のうえラーメン」(745円)、ルーから手作りしている「カレーライス(ロールキャベツ・ポット添え)」(864円)、サラダとトマト寒天のデザートがセットになった「きのこと明太子の和風パスタ」「おまかせトマトソースパスタ」(以上1,058円)、漁師町ならではの新鮮な「塩ウニ」「サザエ」(以上時価)などバラエティーに富む。

 11時~14時の時間で提供するランチメニューは、オリジナルドレッシングを掛けたサラダ、9種類のプレート、3種類から選ぶメーン料理、トマト寒天、ライスが付く「坂のうえランチ」に、「坂のうえラーメン」、志摩の郷土料理「手こねずし」など計5種類のランチセット(以上1,080円)と「お子さまランチ」(648円)を用意する。そのほか「サンマずし」(626円)などテークアウトも日替わりで提供。

 中村さんは「娘にコーヒーは絶対おいしいものを出さないといけないと指摘され、当店で提供するコーヒーは、SCAJコーヒーマイスターの中村雅則さんが生豆をハンドピッキングした『なかむら珈房』(伊勢市河崎)さんのスペシャルティーコーヒーで、中村さんが当店のためにブレンドしてくれた『坂のうえオリジナルブレンド』。開店前には、中村さんがわざわざ店に来ておいしいコーヒーのいれ方までレクチャーしてくれた」と話す。

 「手こねずしに使う魚は『ふでや』(度会郡南伊勢町)さんのこだわりカツオを使用。ケーキ類も恥ずかしながら全て手作り。『ラーメン』は子どもや孫が今でも食べたいとリクエストしてくれるのでメニュー化した。デザートの『トマト寒天』は自慢のメニューでどうしても外せなかった(笑)。還暦を過ぎた主婦が作る料理だが、どれも手作りで食材にもこだわっている。お近くまで来られたらぜひ立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。

 客席は4テーブル14席とカウンター2席の計16席、野外には製作途中のウッドデッキも。オープニング記念として先着100人に無料コーヒー券を進呈する。

 営業時間は11時~18時30分。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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