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ポーランド出身の作家、母国の空と森の音を作品に 伊勢現代美術館で

ポーランド出身の作家、母国の空と森の音を作品に 伊勢現代美術館で

ポーランド出身の作家、母国の空と森の音を作品に 伊勢現代美術館で

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 ポーランド出身のミコライ・ポリンスキーさんの作品展が現在、五ヶ所湾の入り江に立つ「伊勢現代美術館」(度会郡南伊勢町、TEL 0599-66-1138)で開催されている。

【その他の画像】ポーランド出身のミコライ・ポリンスキーさんの作品

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 ポズナニ市生まれのポリンスキーさんは現在、ポズナニ芸術大学で絵画やドローイングを教える傍ら、同市とベルリン市をベースに芸術活動を展開する。これまで日本では東京、広島、沖縄などで作品発表を行っている。

 会場には、ペンタゴン(五角形)をモチーフにしたポーランドにあるポリンスキーさんのアトリエを再現した「パビリオン・ユートピア」を展示するほか、アクリル絵の具で書いた作品が並ぶ。

 ポリンスキーさんは2013年、南伊勢町に住む画家・橋本清さんとの縁から同館で初めて個展を開いた。今回の個展について、ポリンスキーさんは「個展開催のアイデアはポーランドのパビリオンを伊勢に『転送』するという発想から。五角形にこだわったもので、ポーランドの空や森を再現。約2分の1の大きさに縮小した。20年に一度社殿などを新しく建て替える伊勢神宮の遷宮という仕組みは母国にはなく、大変興味深い。このパビリオンも全て日本で集めた古材などをリサイクルして作りたかったが、材料がそろわなかった」と説明する。

 8月29日(15時~)は、音楽家で大紀町出身の妻・下村美佐さんとバイオリニストの宮島哉行さん、ギターリストの大岡英介さんの3人による即興音楽コンサーをが、9月13日(13時~)は、ポリンスキーさんと下村さんによる子ども向け「絵と音のワークショップ」を予定。

 開館時間は10時~17時。火曜・水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小・中学生は無料。9月28日まで。

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