総合リゾート施設「合歓の郷ホテル&リゾート」(志摩市浜島町)内にあるゴルフ場「合歓の郷ゴルフクラブ」(同、TEL 0599-52-1101)が10月1日、大規模なリニューアルを終え「NEMU GOLF CLUB(ネムゴルフクラブ)」(6768ヤード・パー72)として新しく生まれ変わる。
【その他の画像】「NEMU GOLF CLUB」の監修を行った小林浩美さん
同コースは、全米ゴルフ場設計家協会元会長のDamian V. Pascuzzo(ダミアン・パスクーツォ)さんとPGAツアー6勝、現在もプロゴルファーとしてチャンピオンズツアー(USシニアツアー)で活躍するSteve Pate(スティーブ・ペイト)さんの2人がコース設計を手掛け、日本女子プロゴルフ協会会長で日本LPGAツアー10勝、米国LPGAツアー4勝、欧州女子ツアー1勝の実績を持つ小林浩美さんが監修。
主な改修は、女子トーナメント開催を見据えドライビングレンジ(打ちっぱなし練習場)を180ヤードから300ヤードまで飛ばせる広さに、アウトとインを入れ替えリアス海岸の美しい英虞湾に面したコースをさらに意識させるため海が見えるコースに、レベルに合わせてラウンドできるようにティーグラウンドを5つに増設しアスリートからファミリー、女性グループなどレベルに合わせてラウンドできるように、それぞれ変更した。さらにGPSナビ付きカートの導入とともにフェアウエイへのカート乗り入れを可能にした。
同クラブ支配人の上村司さんは「レディースティに当たるレッドティは、これまで18ホールで計5552(アウト=2755、イン=2797)ヤードだったものを4724(アウト=2127、イン=2597)ヤードに、828ヤードも短くした」と説明する。
小林さんは「レディースティを短くし女性がもっと楽しめるように意識した。短くしたからといってイージーになったわけではなく、チャレンジできてドラマティックで、なおかつデンジャラスなコース。『海』『きれい』『楽しい』。ぜひプレーして実感してほしい」と話す。
パスクーツォさんは「世界的なゴルフ場の流行・ニーズとして、ドライビングレンジの充実がある。限られた敷地内に300ヤードの距離をどう創出するか頭を悩ませたが、9番、10番ホールを思い切って使うことで解決した」と解説する。
実際にラウンドしたプレーヤーは「それなりに飛ばせる男性には、バンカーが待っていたり、挑戦をかき立てられ、力んで海へ落としてしまうなど、とても面白いコースだった。レディースティはかなり前に取られていて女性にも楽しめるコースだと実感した」と感想を漏らす。
三井不動産(東京都中央区)アコモデーション事業本部リゾート事業部長の雀部(ささべ)優さんは「来年春には世界トップクラスのラグジュアリーブランドであるアマンリゾート、アマン史上初の温泉付きリゾートホテル『AMANEMU(アマネム)』が敷地内に誕生する。さらに5月には『伊勢志摩サミット』が開催される。この機会をチャンスと捉えて、リゾート施設の名称も「NEMU HOTEL & RESORT(ネムホテルアンドリゾート)」へと変更しグローバルな視野で、アジアナンバーワンのリゾートを目指したい」と意欲を見せる。
スタート時間は、1ラウンドプレー8時~、ハーフプレーモーニング=7時~7時14分、トワイライト=15時~16時。予約は6カ月前の同日より受付ける。プレー料金は、会員=平日4,650円~6,150円(土日祝日6,150円~10,650円)、ゲスト=平日7,650円~9150円(土日祝日11,150円~15,650円)。現在、「グランドオープンGPSナビ付FW乗入セルフ1R」(7,650円~)などのプランを提供中。