伊勢現代美術館(度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場、TEL 0599-66-1138)は7月21日から9月11日まで、所蔵作品展を開催している。
作品は立体作品が中心で、岡本敦生さん、三島喜美代さん、桑山忠明さん、JulianSchnabelさん、大平實さん、田中いっこうさん、杢田たけをさん、MorrisLouisさん、江幡三香さん、オノサトトシノブさんの作品が展示されている。
白御影石に矢などで彫る、彫刻家の岡本敦生さんの作品は、美術館の海の見える庭に常設され、マイクロプロセッサーが埋め込まれてダイオードが生命の鼓動の回数=20億回分発光点滅するという作品「地殻-鼓動(1996年)」、「地殻4・CRUST(1992年)」「CRUST Cocoon(2003年)」、ロビーの「地殻-origin’002(2000年)」と合わせて、「青色の御神体」が中に入っている作品「記憶体積-BLUE(1981年)」、岡本さん本人が直接入れるように作られた作品「地殻-回帰 Cocoon(1993年)」の2点を展示している。
服部修身館長は「今回の展覧会は立体的で比較的大きな作品を中心にした。江幡三香さんの『かげろう』は楠で作られた作品で1.4×1.5×5.2メートルの大きさ。岡本さんの作品は年を重ねるたびに味が出てくる。来館頂きゆっくり鑑賞してもらえれば」と話している。
同時に「FRESH2007展」(8月9日~8月28日=荒木由香里展)も開催中。入館料は、一般=500円、大・高生=400円、小・中生=無料。開館時間は10時~17時。水曜休館。