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伊勢志摩料理クラブ、サミットに向けて結束強め、料理研究深める

伊勢志摩料理クラブ、サミットに向けて結束強め、料理研究深める

伊勢志摩料理クラブ、サミットに向けて結束強め、料理研究深める

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 広域伊勢志摩圏内のホテルや旅館、飲食店の料理長らが集う「伊勢志摩料理クラブ」(会長=掛橋友二さん)が11月17日、「ホテル浜離宮」(鳥羽市鳥羽)で料理講習会・勉強会を開いた。

【その他の画像】「伊勢志摩料理クラブ」料理勉強会で出された渾身の料理

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 同クラブは、若手料理人の人材育成や会員同士の親睦、情報交換などを通して、食の品質向上などを目指している。年2回、春と秋に料理講習会を行っている。約80人の会員のほとんどが料理長や副料理長など責任のある役職に就く。

 今回で12回を数える同会は、毎回会員の中から調理人が選ばれ、新作の料理を作り、試食し意見交換などを行っている。今回は同施設の料理長・中山直紀さんと「旅館 扇芳閣(せんぽうかく)」(同)の料理長・戸田英則さんの2人が担当した。

 メニューは「彩り造里(サンマ・タコ・タイ)」「豆乳鍋・牡蠣ロールキャベツ」「鮟肝大根ミルフィーユ」「サラダ手こね寿司」「むかご真丈の吸物」「鰆炙り・胡麻ニンニク醤油」の6品。

 中山さんは「お刺身の飾り付けはカービングという技術に挑戦してみようと思いダイコンをカットした。仕事の合間に練習を重ね、2人で6時間以上掛けて作業した(苦笑)」。戸田さんは「伊勢志摩サミットが開催されると外国人も多くなると思い、和でありながら洋の要素を意識した。アボカドやヤングコーンなどの野菜をトッピングしたカツオの手こねすしにバルサミコ酢やマヨネーズを掛け、タマゴの黄身を混ぜて食べるように工夫した」と説明する。

 掛橋さんは「遷宮が終わり一段落し、これから伊勢志摩がどうなるかと思っていたところに『伊勢志摩サミット』の開催というビッグニュースがやってきた。我々調理人もサミット成功に向けて一致団結し、食の部分で協力をしていきたい」と話す。

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