伊勢志摩倫理法人会(伊勢市黒瀬町、TEL 0596-26-1939)が毎週早朝開いている「経営者モーニングセミナー」が 11月25日、500回に達した。
【その他の画像】伊勢志摩倫理法人会の経営者モーニングセミナー講師にマスヤ社長の浜田吉司さん
2003年7月5日に設立した同会の会長は西井一浩さんが務める。歴代の会長は、野口好子さん、橋爪吉生さん、松岡博行さん、丸田衛(まもる)さん。この日は、ゴルフ場「富士OGM エクセレントクラブ 伊勢二見コース」(朝熊町)の会場に73社112人が集まった。
500回目のセミナー講師は、「おにぎりせんべい」「欧風せんべい ピケエイト」などを製造販売する菓子メーカー「マスヤ」(小俣町)の社長・浜田吉司さん。浜田さんは、グループ会社7社、従業員約400人を束ねる経営者。「わが社が取り組む『人づくり』『ものづくり』『地域づくり』」をテーマに講演を行った。
浜田さんは「2007年の『赤福事件』を契機に、経営理念が形骸化すると大変なことになると考え、経営理念を見直し、2008年1月から実践している。会社の思い、現場の思い、個人の思いを経営者が従業員と共有・実践することで信頼と自律が生まれる」と話した。
西井さんは「『万人幸福の栞(しおり)17カ条』の15条に『信ずれば成り、憂えれば崩れる』自信のないことは失敗する。憂え心を抱いて弱気になると、物事はうまくいかない。きっとできるという信念が、そのことを成就させる。信は力である。という言葉に勇気づけられ今がある。これから1000回、2000回とモーニングセミナーを続けることで会員企業が成長し、社会が明るくなるように貢献していきたい」と力を込める。