伊勢市出身で京都を拠点に活動するハーピストでソプラノ歌手の速海（はやみ）ちひろさんが12月18日、伊勢カトリック教会（伊勢市岡本）でクリスマスコンサートを開く。

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　速海さんは立教大学仏文学科を卒業後、ハープと声楽を学ぶためイギリス・フランスに留学。国際コンクールやマスタークラスで優勝・入賞を重ね、現在はグランドハープによる弾き語りで、全国各地で演奏会を開いている。

　伊勢神宮に仕えた斎王（さいおう）が住んでいたとされる斎宮（さいくう・いつきのみや）の一部を復元した建物（明和町斎宮）の竣工（しゅんこう）を記念したコンサートにも音楽家の長岡成貢さんに誘われハープを演奏した。

　当日は、伝カッチーニ「アヴェ・マリア」、アンドレス「ナルテクス」、バッハ＝グノー「アヴェ・マリア」、なかにしあかね「愛されている」、寺嶋陸也編曲「静かに、静かに、そっと」「凍った12月」「アメイジンググレイス」、クラウソン編曲「牧人ひつじを（パッハルベルのカノンによる）」、久石譲「Stand Alone（NHK大河ドラマ「坂の上の雲」テーマソング）」ほかを演奏予定。

　速海さんは「今年のクリスマスコンサートは、春に大変好評だったフルートの森本英希さんとの共演で、昨年までとはまた一味違ったプログラムを予定している。年の瀬の慌ただしい時期だが、一年の締めくくりにふさわしい、感謝と愛と祈りに満ちた、ほっこりと心温まる楽しいひとときをフルートとハープと歌声の織りなす天上のハーモニーとともにお過ごしいただければ」と話す。

　18時30分開場、19時開演。入場料は大人3,000円。問い合わせは速海ちひろコンサート実行委員会事務局（TEL 090-2619-0974）まで。