伊勢の歌姫etsuco(エツコ)さんが12月31日、第66回「NHK紅白歌合戦」に出場した西野カナさんの姿を昨年よりも増して感謝の気持いっぱいにしながらが見守っていた。
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etsucoさんは鳥羽市出身のミュージシャン。全国各地でライブ活動を行うかたわら、西野さんの曲の作曲チームとしても参加している。西野さんが紅白で歌った曲「トリセツ」を聞いてetsucoさんが感謝の気持いっぱいになったのは、その曲の作曲に関わったからだった。
etsucoさんは、約2年ほど前から、西野さんの作曲チームとしてDJ Massさんとshoko mochiyamaさんの3人で参加。これまで西野さんのアルバムで6曲、アレンジで1曲、今回の「トリセツ」を合わせて計8曲に関わった。
etsucoさんは「今までのアルバム曲への参加もとても光栄なことだが、やはり今回のシングルへの参加は特にうれしかった。いつもチームのみんなで『絶対このチームでシングルにも参加したい』との思いが強くあったので喜びは倍の倍の倍だった(笑)。映画『ヒロイン失格』の主題歌にも選んでいただき、最後のエンドロールを見た時には特に感極まるものがあった」と話す。
さらに「自分たちがさくさんの思いを込めて大切に作らせていただいた楽曲が日常的に街で流れていたり、口ずさんでくれたり、大みそかには紅白でも歌っていただくことになって…。もう今まで想像もしてなかったことが次々現実に起こって喜びの反面、緊張というのかドキドキの毎日でだった。もちろん今後もetsucoの楽曲も制作しつつ、これをきっかけとしていろいろアーティストの方々への楽曲提供もどんどんやっていきたい。今年1年の皆様への感謝の気持ちと、自分へのお疲れ様という気持ちで、今年はのんびり家族で過ごしている」とも。
三重県松阪市出身で「みえの国観光大使」も務める西野さんは、紅白6年連続出場。「トリセツ」は9月にリリースされた27枚目のシングル。同曲は、同30日に発表された「第57回 輝く!日本レコード大賞」で優秀作品賞を受賞した。