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伊勢で映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」上映会

伊勢で映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」上映会

伊勢で映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」上映会

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 JT生命誌研究館(大阪府高槻市)館長の中村桂子さんのドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」の上映会が6月11日、「ハートプラザ みその」(伊勢市御薗町)多目的ホールで実施される。主催は伊勢市在住の杉山華乃美さんらが組織する「『水と風と生きものと』を上映する会」。

【その他の画像】ドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」

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 同作は、科学者であり哲学者であり生活者である中村さんが、自然に目を向けて大切なことを忘れずに暮らしている、被災地に絵本を届ける編集者・末盛千枝子さん、各地に「みんなの家」を造り続ける建築家・伊東豊雄さん、自然エネルギーを取り入れた風の彫刻家・新宮晋さん、東北の「いのちを巡る思想」を探る民俗学者・赤坂憲雄さん、アフリカからの人類の足跡をたどった探検家・関野吉晴さんらを訪ねる旅をドキュメンタリーにしたもの。

 東日本大震災後、宮沢賢治を読み直した中村さんは賢治の故郷である盛岡・花巻へ旅をする。喜多方市の小学校は中村さんの学校で農業体験を導入すべきという考え方を最初に取り入れた。中村さんは「セロ弾きのゴーシュ」の舞台にも挑戦する。中村さんの旅する姿を映しながら自然との関わりの中に「命の音」を見いだす宮沢の生命観を描く。監督は藤原道夫さん。

 杉山さんは「命は平等でつながっていて本来、戦いをしない。武器を持った時点で始まっている。自分の利益よりも大切なものがあることに気づく映画。多くの人に見ていただきたい」と話す。

 当日は、「生命誌マンダラ」を展示するほか、同館の村田英克さんによるミニトーク「生命誌研究館ってどんなところ?」も実施。来館者には同館のオリジナルグッズをプレゼントする。

 障がいのある人と同伴者を対象にした1部は、開場=9時30分、上映=10時~、料金=500円。一般を対象とした2部は、開場=13時、上映13時30分~、前売り券=1,000円(当日券=1,500円)。高校生以下無料。チケット伊勢進富座(伊勢市曽祢、TEL 0596-28-2875)、田島写真館(船江、TEL 0596-28-5527)で取り扱う。申し込み・問い合わせは「にんげんクラブ伊勢」田島さん(TEL 090-8209-2562)まで。

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