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鳥羽にかりんとう専門店「伊勢志摩かりんとー」 「おじさん」3人が会社設立

鳥羽にかりんとう専門店「伊勢志摩かりんとー」 「おじさん」3人が会社設立

鳥羽にかりんとう専門店「伊勢志摩かりんとー」 「おじさん」3人が会社設立

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 伊勢志摩の特産品の開発・販売を目指す「みえづくし合同会社」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-9666)が8月2日、和菓子のかりんとう「伊勢志摩かりんとー」を発売し、同時に工房と販売店を開業する。

【その他の画像】「伊勢志摩かりんとー」商品は8種類

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 同社は、鳥羽市で事業運営する3人の経営者(おじさん)、エディオンヨシミズ(同)の吉水理裕(まさひろ)さん、岩佐工務店(大明西町)の岩佐政徳さん、酒のお店もりした(大明西町)の森下功一さんが、地元食材を使ったオリジナル加工食品の開発・販売を目指して地域を活性化させようと4月に設立した。

 第1弾となる同商品は、三重県産小麦粉のあやひかりに「伊勢屋豆兵衛」(度会郡玉城町)で作る玉城町産大豆使用の湯葉から出るおからなどを混ぜて、三重県産アオサやゴマなどを練り込んだものを、日本の米油発祥の「油清(あぶせい)」(桑名市)の米油で揚げたもの。味は、「ヤマトタチバナ」「九鬼のゴマ」「九鬼のゴマ黒糖」「伊勢茶」「ちりめんじゃこ塩味」「おから黒糖味」「アオサ塩味」「アオサ黒糖味」の8種類。

 吉水さんと岩佐さんは、鳥羽商工会議所が旧市街地の活性化に取り組む「鳥羽リノベーション委員会」のメンバー。吉水さんは「若者たちが空き店舗活用で頑張っているのを見ていて、『(意見を言っている自分たちのことを)おじさんたちは何を興すの?』と問い掛けられているように感じて、『やったろうやないか!』と能動的に取り組もうと一念発起。地元食材を使い、地元で製造するオリジナルの特産品で地域を元気にしたい」と意欲を見せる。

 日本商工会議所の小規模事業者持続化補助金、鳥羽市中心市街地空き家等商業利用促進事業補助金などの公的資金も活用した。

 店長の吉水恭平さんは「油は、コメから油を絞った油清さんの米油。米油は不飽和脂肪酸を多く含む植物性の油で、大豆や菜種には含まない優れた抗酸化物トコフェロールやγ-オリザノールなどを含有する。植物性の油のいいところと酸化安定性、加熱安定性がある優れた油。高価で入手困難だがこだわった」と説明する。「地元産のイモや岩ノリ、フルーツを入れたかりんとうの開発にも取り組んでいきたい」とも。

 価格は、1袋80グラム入り=432円、ギフト用2袋入り=1,080円、4袋入り=1,998円、6袋入り=2,916円。営業時間は10時~16時。水曜定休。

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