豚肉料理専門店「食の楽団 パブロ」(伊勢市岡本、TEL 0596-63-5826)が11月2日、冬季限定の豚骨ラーメンの提供を始めた。
三重県産のブランド豚「紀州岩清水豚」にこだわった豚肉料理がメインの同店。店主の西村充雄さんのオリジナルレシピで調理する、豚肉100%のハンバーグやトンカツ、ベーコン、ハムなどを取りそろえる。
西村さんによると、紀州岩清水豚は、熊野の山奥にある「カントリーファームにしうら」(南牟婁郡御浜町)で飼育される豚で、通常150~180日で出荷するところを200日以上掛け、独自改良した飼料と山奥からわき出る岩清水を飲ませ、ストレスを感じさせない環境で飼育するため、肉のうま味とさわやかな脂身が特徴という。
冬季限定のラーメンは、西村さんの気分次第で週に一度だけ仕込むという。1回の仕込みでは約13杯分のスープが完成。スープが無くなり次第販売を終了する。スープは紀州岩清水豚の豚骨(ゲンコツ)でだしを取り、紀州岩清水豚の肩ロースで作ったチャーシューをトッピングする。ラーメンの価格は1杯=950円。販売期間は11月~3月上旬まで。
西村さんは「僕はギトギトスープが嫌いなのであっさり味のしょう油豚骨に仕上げた。紀州岩清水豚の発注が週に一度だけなのでラーメンの仕込みも必然的に週に一度だけになってしまう。豚飼育農家の西浦さんには『肩ロースのチャーシューを使うなんてぜいたく』と言われているが、おいしいものを食べてほしいのでこだる」と話す。
「ラーメンは僕の体調などと相談しながら仕込んでいる。(ラーメン提供の)目印は店先に赤ちょうちんがぶら下がっているかどうか。ぶら下がっていれば今日はラーメンがあると思っていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時30分~22時。毎週木曜にランチ営業(11時30分~14時30分まで)。月曜、火曜定休。