太陽神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭る伊勢神宮内宮(ないくう)の宇治橋前大鳥居の真ん中から朝日が出る季節になった。
【その他の画像】伊勢神宮内宮宇治橋前大鳥居からの朝日(12月5日撮影)
太陽の光がまっすぐ宇治橋を通過して大鳥居の中央を突き刺して見えるのは冬至を挟む前後2カ月間だけ。今年の冬至は12月21日。
毎年冬至の日には、朝日が出る1時間以上前から大勢の人が宇治橋前に集まる。「ご来光」が現れるころになると大鳥居の中央に朝日を重ねて写真を撮ろうとする列が延び、公道をはみ出すほどになる。
21日の日の出時刻は6時55分ごろだが、宇治橋前の正面に標高約367メートルの島路山があるため、朝日が出るのは日の出時刻よりも約40分遅くなる7時35分ごろ。
伊勢市観光協会(伊勢市本町)は21日、日の出の後に内宮前駐車場で「冬至祭」を開催する。当日は約300人分の「冬至ぜんざい」を振る舞い、ユズを約300個無料配布する。