志摩観光ホテル(志摩市神明)でソムリエとして勤務していた南真二さんがフレンチのシェフに転身し厨房を任されている「緑のレストラン ルヴェール」(松阪市宮町、TEL 0598-30-5511)がオープンして10年になる。
南さんは中学を卒業後すぐ、大阪あべの辻調調理師専門学校(大阪市阿倍野区)へ入学。同校卒業後、東京で約2年、大阪で約4年間、フレンチシェフとして修業し、伊勢志摩サミットの会場にもなった同ホテルで約12年間ソムリエとして勤務。同ホテルを退社後、志摩市で「小さな洋食屋さんカフェ ノワール」で約4年間シェフとして店舗を運営してきた。現在、同レストランのシェフとして約10年が経過した。
南さんは「当店はフランスの地方料理を気楽にワイワイと楽しみながら食べてもらえるような雰囲気で、ボリュームたっぷりでアツアツの料理を提供しているのがお客様に喜んでいただいている。志摩観光ホテル時代には(元料理長)高橋忠之シェフに可愛がっていただいた。その時の経験が生かされている」と話す。
メニューはランチAコース(1,940円)、Bコース(2,480円)、Cコース(2,910円)、Dコース(5,400円)、志摩産のアワビ、伊勢エビ、松阪肉ステーキから1品選ぶ旬の特選コース(10,800円)とディナーAコース(3,240円)、Bコース(3,670円)、Cコース(6,150円)、旬の特選コース(10,800円)。オードブル8種、メインディッシュ7種、デザート6種の中からコースに合わせてそれぞれ1品を選ぶスタイルを取っている。
南さんは「お料理は常時7種類前後を準備。季節に合わせて少しずつ入れ替えたりしている。お店をオープンしてちょうど10年になるが、有り難いことに毎日予約のお客様で満席になっている。予約は1週間分がずっと埋まっている状況。おいしいものを食べていただき少しでも喜んでいただきたいと思うので、ついつい仕入れコストを掛けてしまうので、正直あまり利益は出ていない…(苦笑)。気軽にお越しいただければ」とも。
営業時間は11時30分~15時30分、17時30分~22時。水曜・第2・第3木曜定休。