伊勢神宮で「大麻」をつくる最初の祭典「大麻暦奉製始祭」 年間954万体

伊勢神宮で「大麻」をつくる最初の祭典「大麻暦奉製始祭」 年間954万体

伊勢神宮で「大麻」をつくる最初の祭典「大麻暦奉製始祭」 年間954万体

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 全国に頒布される伊勢神宮のお神札(ふだ)「神宮大麻(たいま)」第1号に印を押す年初めの祭典「大麻暦奉製始祭(たいまれきほうせいはじめさい)」が1月10日、神宮司庁頒布部(伊勢市中村町)内の斎場で行われた。

【その他の画像】「神宮大麻」第1号に印を押す祭典「大麻暦奉製始祭」

 「大麻」は神棚などに祭る伊勢神宮のお神札のこと。大晦日からずっと休みなく奉職する神職らにとって同祭は、伊勢神宮の「御用始め」的なものと位置づけ、旧年と新年の「区切り」となっている。

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 神饌(しんせん)を奉納し祝詞(のりと)奏上、1年間の奉製作業の安全と頒布が滞りなく行われるように祈願し、森俊嗣祢宜(ねぎ)が第1号となる大麻に慎重に印を押した。鷹司尚武大宮司を始め神職や職員と奉製員ら計117人が参列し祭典を見守った。

 大麻には大きく分けて、神宮で直接授与する「授与大麻」と全国の神社に頒布される「頒布大麻」の2種類があり、頒布大麻の神号名には「天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)」と書かれ、「皇大神宮御璽(ぎょじ)」の印が押されている。「神宮暦」とは、「神宮大暦(たいれき)」と「神宮暦(小暦)」の2種類があり、天体・気象の詳細な情報、全国各地の神社の例祭日などを記載した暦・カレンダーのこと。

 もともと大麻や暦は御師(おんし・おし)が全国に頒布していたものを、御師制度が廃止された1872年から神宮が同部での奉製・頒布を行い、神社本庁を通じて全国各地の氏神を祭る神社に頒布され、そこから各家庭に届けられている。

 奉製員らが通常の生産工場などで働く作業員らと違うのは、神に通じるお神礼をつくるため、朝出勤すると、潔斎し(身を清め)、白衣に着替えてから両宮を遙拝(ようはい)した後に、作業を進めること。

 同部では1年間に、授与大麻約30万体と頒布大麻954万体(大麻=900万体、中大麻=50万体、大大麻=4万体)、神宮暦7万5000部(小暦=7万部、大暦=5000部)を奉製し、9月17日に行われる「大麻暦頒布始祭」の後、全国に頒布する。

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