陸上自衛隊航空学校(伊勢市小俣町)の自衛官37人が1月19日、伊勢神宮の森と隣接する標高548メートルの山「鷲嶺(しゅうれい)」を駆け上がる恒例の登山マラソンに参加し、全員完走した。
同山は、同校の自衛官にとってヘリコプターの操縦訓練で眼下に見ているなじみのある山。この日は、同校で幹部初級課程を受ける自衛官39人のうち37人が、標高10メートルのスタート地点から山頂の548メートルまでの標高差538メートル、距離約7.1キロを一気に駆け上がった。
毎年冬と春と秋に新たに幹部初級課程を受講する学生自衛官を対象に実施。1974(昭和49)年から行う同校の伝統行事となっている。
完走した自衛官は「ずっと登りっぱなしできつかったが、何とか完走できた」と漏らしていた。1位は34分38秒、最下位51分35秒でゴールした。