鳥羽高校(鳥羽市安楽島町)の女子高生が考案したスイーツ「あおさのダックワーズ ヴェルデ」の完成披露イベントが2月18日、近鉄鵜方駅前の鵜方ファミリープラザ(志摩市阿児町)で行われた。
【その他の画像】鳥羽高校の女子高生考案のスイーツ「あおさのダックワーズ ヴェルデ」
同スイーツは、昨年9月に行われた「第8回志摩の里海旨いもんコンテスト~あおさスイーツ~」(志摩市商工会主催)で最優秀作品となったもの。同校3年の大西玲那(れいな)さんと小久保苑香(そのか)さん、1年のアダ・ジュリア・パレルさんの3人が考案し、「菓子工房シマヤ」(同志摩町、TEL 0599-85-0429 )が商品化し完成させた。
同イベントに出席した小久保さんは「ダックワーズにアオサを入れてみようと思って作った。3回ほど作り直して完成した」と話す。同店オーナーパティシエの竹内敏夫さんは「南伊勢町産の柑橘で作ったマーマレードと志摩産のアオサのハーモニーが絶妙で、斬新な発想だと思った」とレシピを評価する。
竹内さんは「表面をパリッと中をしっとりと卵白とアーモンドとアオサを練り込んで焼きあげた生地にマーマレードとクリームを挟んだ。アオサの香りが志摩を連想させる。多くの人に食べていただきたい」と呼び掛ける。
4月21日~5月14日の期間に三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で開催する「お伊勢さん菓子博2017」のPRも兼ねた同イベントは、同博のキャラクター「いせわんこ」や志摩市のアオサの妖精「あおサ~」も駆けつけた。
竹内さんは「新商品は手作りなので、ほかの商品も作りながらでは日産100個くらいしかできない。菓子博の期間中にどれだけ売れるかわからないが、もしかしたら『売り切れ御免』になってしまうかもしれない…。できるだけベストを尽くしたい。また今年に入ってから原材料のアオサの値段が上がっているのも気になるところ…。菓子博が成功するように少しでも盛り上げたい」とも。
同商品は、同博会場内の「全国お菓子夢の市」にて販売する予定。価格は未定。