三重県生涯学習センター(津市一身田上津部田、TEL 059-233-1151)が2月25日、志摩市の中学校の閉校をテーマにした映画「校歌の卒業式~キボウノトビラ~」の上映会とシンポジウムを三重県生涯学習センター(同)で開催する。
志摩市立越賀中学校の閉校に向き合う子どもたちと新任教師・中森恵子(女優=桐島ココさん)と町の大人たちを描いた同作は、映画「ALWAYS三丁目の夕日」などを手掛けた志摩市出身のプロデューサー故山際新平さんが監督を務めた最初で最後の遺作。
同シンポジウムは、少子化と共に学校が地域から無くなることによって崩れていく地域のコミュニティー。そこに生まれ暮らす子どもたち、地域を支える住民に対して、何ができるのか、何をしなければならないかを映画を通して考える。地域主役型映画を集め上映する「賢島映画祭」を主催する「志摩ムービークルーズ」(志摩市大王町)が共催。
同シンポジウムには、志摩ムービークルーズ会長の橋爪吉生さん、同映画の前作「校歌の卒業式」に出演し、実際の閉校時の校長を務めた中山久章さん、中央教育審議会生涯学習分科会専門委員などを務める栃木県教育委員会生涯学習課課長補佐の井上昌幸さんが登壇する。コーディネーターは、FM三重アナウンサーの山上和美さん。
開催13時~、入場無料(先着順事前申込制)。