三重のローカル季刊誌「NAGI(凪)」68(春)号が3月1日、発売される。発行は「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)。
タイトルは「知の探検に出かけよう 博物館で見る夢」。今号では、三重県内の博物館を特集する。県内の10施設と愛知県の1施設を4つのカテゴリー「渾身のコレクション」「海と人の関わりを知る」「式年遷宮が伝える工芸魂」「明治建築と会う」ごとに紹介。
広域伊勢志摩圏内では、アフリカ・マコンデ族が彫る現代アート(彫刻)約2000点を展示する「マコンデ美術館」(伊勢市二見町)、ウルトラマンや仮面ライダー、ガンダムなど3万点以上のヒーローを集める「万協フィギュア博物館」(多気郡多気町)、ミキモト真珠島内にある真珠を詳しく紹介する「真珠博物館」(鳥羽市鳥羽)、鳥羽水族館内にある2000点以上の貝を展示する「マリンギャラリー」(同)、漁業や海辺の暮らしなど海にまつわる民俗資料約6万点を展示する「海の博物館」(以上鳥羽市浦村町)、式年遷宮に関連するものを紹介する「せんぐう館」(伊勢市豊川町)、伊勢神宮の祭りや神宝などを紹介する「神宮徴古館・農業館」(同神田久志本)7施設をピックアップした。
編集人の坂美幸さんは「博物館の価値は『ハコ』の大きさではない。大切なのは、知的好奇心をくすぐるか。館長の情熱が伝わってくるか。夢心地になれるか」と話す。
価格は700円。三重県内の書店などで取り扱う。