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志摩市大王町波切のホテルにアートルーム 1室が「まんまるくん」まみれに

志摩市大王町波切のホテルにアートルーム 1室が「まんまるくん」まみれに

志摩市大王町波切のホテルにアートルーム 1室が「まんまるくん」まみれに

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 目の前に太平洋が広がる岬の上に立つホテル「TOBI hostel & apartments(トビ ホステルアンドアパートメント」(志摩市大王町波切、TEL 0599-65-7240)の一室が12月4日、アートルームに変身した。

【その他の画像】まんまるくんがたくさん描かれたアートルーム

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 昨年7月にオープンした同ホテルは、これまで会社の福利厚生施設として社員のためだけに利用されていたが、空室を少しでも多くの人に利用してもらおうと開放し、一般の人も自由に泊まれる宿泊施設としてリフォームした。1部屋1人=5,400円(ハイシーズン=6,480円)の14部屋とドミトリールーム1人=2,160円(同=2,700円)の2部屋(最大10人まで利用可能)がある。「ホテル名のTOBIは、鳥のトビが近くにたくさんいるので」とオーナーの堂上智夏さん。

 アートルームは、画家のAI Kisaragi(きさらぎあい)さんが部屋の天井や壁に自身のオリジナルキャラクター「まんまるくん」を描いた。AIさんは「『まんまるくん』は身長173ミリで丸の中からやってきた時空の旅人。好奇心旺盛で人間に興味を持っている」と説明する。

 今年10月から描き始め、11月に完成した。AIさんは「抽象画を極めていくと丸になっていく。具体美術協会の吉原治良さんの円相や自身の円相を追求中にその先には何があるのだろう?と生まれたのがこの子たち。宿泊していただく方に圧迫感がないように工夫も施している。創作している時、自衛隊のヘリコプターが救助活動か何かで窓の外を何度も飛行していた。その様子もまんまるくんで表現したので探してみてほしい。まんまるくんにその先の可能性を託し、輪(円)と縁が広がるように」と話す。

 堂上さんは「残りの部屋も少しずつアートルームに変えていきたいと思う。いつになるかわからないが、『絵描きの町大王町』にあるアートホテルとして認知されれば」とも。

 チェックイン15時~、チェックアウト翌日10時。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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