安倍晋三内閣総理大臣が1月4日、伊勢神宮外宮(げくう)内宮(ないくう)を参拝した。
新年の伊勢神宮参拝は歴代首相の恒例行事で、安倍首相の神宮参拝は第2次安倍内閣発足以来6度目。この日は安倍首相のほか野田聖子総務相、林芳正文部科学相、加藤勝信厚生労働相ら9閣僚、鈴木英敬三重県知事ら三重県会議員らともに黒のモーニング姿で現れた。
外宮参拝後、内宮宇治橋を参拝者に手を振りながら笑顔で渡ると、参道に詰めかけた人らと握手を交わした。
参拝後、安倍首相はボーイスカウト日本連盟伊勢第7団とガールスカウト日本連盟三重県第1団の子どもたち約60人の歓迎を受け、伊勢市立明野小学校5年の林青一郎さんと伊勢市立厚生小学校4年の尾崎瑞穂さんから花束を受け取った。
神宮司庁(伊勢市宇治館町)で行われた恒例の年頭記者会見では、海上保安庁職員や自衛隊員らをねぎらい、北朝鮮問題に触れ、いかなる事態においても国民の命と平和な暮らしを守り抜くために従来の延長線上ではなく、真に必要な防衛力の強化に取り組み、北朝鮮の政策を変更させるため国際社会と連携しながら力強い外交を展開すると、国民に語りかけた。
三重県警察は安倍首相の警備に984人を動員。2016年5月にこの地で行われた主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」と同様に厳戒態勢で臨んだ。