三重県立宇治山田商業高校(伊勢市)の情報処理科の3年生38人が1月11日、伊勢市が公開する観光や防災、ごみの分別などに関連するオープンデータを活用した取り組みの成果を鈴木健一市長に報告した。
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生徒はテーマ別に9班に分かれ、昨年4月から取り組みこの日、班ごとに発表した。
災害避難所のデータを活用した班は、スマホなどで避難所や病院の場所を確認することができる避難マップを、観光をテーマにしたいくつかの班は、バスや自転車の利用を促進する観光情報や特産品、飲食店情報を基にしたマップ、インスタグラムを活用した写真をメインにした情報などを発信し、より多くの観光客に有益な情報提供を想定して取り組んだ。
ごみの分別などに関するデータを活用した班は、複雑なごみ分別や地域ごとのごみ収集日を確認できるアプリにデータを落とし込み、現在の伊勢市のごみ収集に関する問題点を指摘、鈴木市長に改善を提案した。
鈴木市長は「すぐに活用できるものもあり実際に活用を検討したい。バスや自転車による観光客目線も高校生ならではの新しい視点でとても参考になった」と評価した。