本州南岸を通過した低気圧の影響で1月22日、三重県内でも伊勢地方だけが多いところで15センチを超える積雪を観測した。
朝熊山も白くなり、伊勢神宮も雪景色、神宮専用の水田のある神宮神田(伊勢市楠部町)は雪国を思わせる光景となった。二見興玉神社(二見町)の海に浮かぶ夫婦岩もうっすらと雪化粧。家の庭先には綿帽子をかぶったソテツやヤシの木が寒々としていた。
伊勢市を中心に玉城町などで昼ごろから降り始めた雪は勢いを増し、10センチから15センチの積雪を観測。ツイッターやフェイスブックなどSNSにも大雪の様子が画像などと共にアップされシェアされ始めたのが15時ごろ。16時ごろには交通渋滞の様子が紹介され温暖な伊勢志摩地方がパニックに陥っている様子が紹介されていた。一方、鳥羽市や志摩市では雪は降らず、北部の松阪市や津市でも積雪の様子は伊勢の情報ほどではなかった。
23日5時22分の津地方気象台によると三重県では、次第に冬型の気圧配置が強まるためおおむね晴れるが、寒気の影響で時々曇りとなり北中部では朝に雨や雪の降る所がある。明日は、強い冬型の気圧配置となるため晴れるが寒気の影響で雲が広がりやすく、夜は北中部を中心に雪となる見込みと発表している。
伊勢志摩地方に積雪が観測され混乱したのは2014年2月14日以来。