NPO法人「Peace Design」(志摩市阿児町、TEL 0599-43-5616)が2月17日、犬猫と楽しく暮らすための勉強会「ぽち&たま講座」を志摩市商工会1階カルチャー教室(同)で開催する。
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昨年5月に設立した同法人は、犬猫を保健所から引き取り、引き取ってくれる人を探したり譲渡したり、飼えなくなった犬猫を引き取って飼い主を見つけたりする活動を障がい者や高齢者と共に行う団体。障がい者就労継続支援B型サービス提供施設「オレンジ色の犬」も2月1日に立ち上げた。
代表の中田ゆかりさんは「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかる(マハトマ・ガンジー)。経済優先の社会の中でお金があれば幸せなのかと疑問に思う。お金ではなく、幸せはすぐそばにあることに気付いて、同じ思いを持つ人たちで活動ができればいいなとガンジーの言葉を胸にNPOを立ち上げた」と話す。
同講座では、三重県動物愛護推進センター「あすまいる」(津市)の獣医師千田明朗さんが「TNRって何?地域猫との暮らしを考える」、家庭犬インストラクターで動物愛護推進員の奥野恵子さんが「犬と幸せに暮らすためにこれだけは教えておきたいこと」、伊勢保健所志摩市駐在獣医師の上浦里香さんが「動物愛護最前線 動物愛護法はじめの一歩」について話す。
現在保護している犬は6匹、猫8匹。中田さんは「これまで保健所から9匹の犬を保護してそのうちの1匹が幸せにもらわれていった。その犬の元飼い主の奥さんが亡くなった。大阪に引っ越しマンション暮らしになり飼えなくなるので、泣く泣く保健所に引き取ってもらった。その犬をここで保護していたが、そのことを妹に話したら飼ってもいいよと言ってくれたので、元飼い主と妹たちが引き取りに来てくれた。涙の再会だった」と回想する。
「多くの人が今回の『ぽち&たま講座』を聞いて、犬猫の現状を知っていただき、幸せなペットライフを目指して行ければ。そしてこの地域を動物愛護先進地域にし、犬猫殺処分ゼロにしていきたい」とも。
開催時間は10時30分~12時。