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「賢島大学」13年目 「志摩観光ホテル」について志摩市長ら語る

「賢島大学」13年目 「志摩観光ホテル」について志摩市長ら語る

「賢島大学」13年目 「志摩観光ホテル」について志摩市長ら語る

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 今年で13年目を迎えたコミュニティー大学「賢島大学」(志摩市阿児町神明、事務局=代々木高校)の本年度第1回講座が6月3日、代々木高校1階ホールで行われた。

【その他の画像】「賢島大学」講師に志摩観光ホテル前総料理長

 いつでも誰でも入学できる大学として2007年6月に開校したコミュニティー大学。広域通信制高校の「代々木高校」(同)が取り組む「伊勢志摩元気プロジェクト」の一環として立ち上げ、毎月1回さまざまな講座を開き、伊勢志摩を元気にするために活動を行っている。

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 本年度最初の教養講座のテーマは「志摩観光ホテルのここがすごい」。同ホテルが地域にもたらした効果、影響力、その中で働く人々について、元総料理長で現在顧問の宮崎英男さん、46年間同ホテルのベーカリーでパンを焼き、昨年「パン屋 ふじ田」(阿児町)を開業した藤田幸男さん、22歳から34歳まで同ホテルのサービス部門を担当し、現在志摩市長の竹内千尋さんの3人から話を聞いた。

 宮崎さんは同ホテルの歴史から「当時三重県が主導し近鉄と三重交通との3社でリゾートホテル建設を実現させた。伊勢志摩サミットが開催された理由には1983(昭和58)年に400人~600人収容可能な宴会場を作ったこと、2008年に全50室スイートルームの高級ホテル『ベイスイート』が完成したことなどさまざまな要因がある」と説明する。

 藤田さんは「当時、宿泊客のほとんどが高橋忠之料理長が作るフレンチを食べに来るためにわざわざ遠いところから来てくれていた。先日自分の店にタイの人が成田からレンタカーに乗ってパンを買いに来てくれたことがホテル時代と重なった。立神の辺ぴな場所を探して来てくれることにありがたくとてもうれしかった」と話す。竹内さんは「高橋さんにはよく叱られたが、高橋さんがいたおかげで、ここにいて『世界』が見えた」と当時を振り返る。

 そのほか、会場でしか言えないエピソードもそれぞれ披露。参加者は目が丸くして聞き入っていた。

 賢島大学の本年度講座日程は以下の通り。6月20日「頑張る若者たち(宇田要一さん、西尾直也さん)」、7月26日「志摩の文学散歩と美術散歩(尾崎亥之生さん、森本洋二さん)」、8月23日「市内高校魅力化大作戦(志摩市内3校の関係者)」、9月27日「サバ缶はこのように生まれた(藤田曜久さん)」、10月「未来の志摩をどうする」、11月「頑張る移住者たち」、12月20日「陽だまりの町 夢ある町~視覚障がい者が安心できる町(小川正次さん)」、2019年1月「自分たちの住む町はこうありたい」、2月「元気プロジェクトが動かす明日の志摩(年度末のまとめフォーラム)」。年10回と数回のフィールドワークを予定する。

 同大学への入学には年会費3,000円が必要。入学は随時受け付けている。受講料は1講座500円。