志摩市阿児町在住で現在85歳の西井寛一さんの「写真展」が10月4日、「絵かきの街・大王美術ギャラリー」(志摩市大王町)2階展示室で始まった。
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西井さんは、1995年まで教員を勤め、その翌年1996年63歳で全日本写真連盟志摩支部に入会し写真を本格的に始めた。「みえ県展」や「伊勢市展」などの公募展で多くの受賞歴を持つ。2005年72歳の時に二科展写真部展に初応募初入選し、85歳現在までに11回入選。昨年同部の会友となる。
同展は、これまで公募展で入選した32点と、伊勢神宮の神宮神田(伊勢市楠部町)で執り行われる祭典を写した10点、伊雑宮(志摩市磯部町)の御田植え神事を写した12点、志摩市大王町のわらじ祭りを写した9点の、合せて63作品を展示する。
西井さんは「写真を始めたのは随分前になるが、本格的には退職してからになる。写真は、被写体を探す楽しみ、シャッターを切る楽しみ、モニターで見る楽しみ、作品にする楽しみ、プリントする楽しみ、人に見てもらう楽しみ…と何度も楽しめることが、素晴らしい。最近は、ニコンの一眼レフカメラから重さの軽いソニーα7のミラーレスに変え、持ち歩いて被写体探しをしている」と話す。
「一年よりも一日一日を大切にしてこれからも日常の何気ない風景の中から喜びを感じる作品を撮り続けたい」と意欲を見せる。
開催時間は9時30分~16時30分。入場無料。今月8日まで。