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力の神様「天手力男命」ゆかりの多気町の「佐那神社」で腕相撲大会 83歳の参加者も

力の神様「天手力男命」ゆかりの多気町の「佐那神社」で腕相撲大会 83歳の参加者も

力の神様「天手力男命」ゆかりの多気町の「佐那神社」で腕相撲大会 83歳の参加者も

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 古事記に登場する力持ちの神様「天手力男命(あめのたぢからおのみこと)」を祭る「佐那神社」(多気町仁田)の境内で10月14日、腕相撲大会「手力相撲(たぢからすもう)大会」が開催される。

【その他の画像】「佐那神社」境内で腕相撲大会

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 天手力男命は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩穴の中に隠れて世の中が真っ暗になり、それを憂い神々が協力し合いながら天照大御神を中から出す作戦を展開する日本神話「岩戸伝説」の中で、岩戸を力ずくで動かし活躍し、スポーツや力の神様として知られている。伊勢神宮内宮(ないくう)正宮(しょうぐう)にも相殿神(あいどのしん)としても祭られている。

 同神社の創立年代は不詳だが、古事記に「手力男神者坐佐那懸也」と記載されていることから1300年以上の歴史があると考えられている。

 同神社への奉納行事として始まり、今年で5回を数える同大会。「小学生」「中学・高校生」「成人男子」「一般女子」、60歳以上の「シニア」の各クラスと、アームレスリング出場経験者らが参加する「錬士」の部に別れて勝負する。行事役を日本アームレスリング協会副会長の三橋信之さんが務める。三橋さんは試合の前に必ず神社を参拝し、アームレスリング全国大会で日本チャンピオンにも輝いた。

 書籍「古事記 天手力男」などを書いた小野孝男さんは「多くの人に佐那神社や天手力男命のことを知ってほしいと思い開催したところ多くの人が関心を示して毎回白熱した相撲が繰り広げられている。四日市や鈴鹿、志摩や愛知県からも参加者が集う。今からでも腕に自身のある人は是非参加して欲しい」と呼びかける。

 小野さんは「シニアクラスには83歳の上口長年さんが挑戦する。応援に来て盛り上げていただければ」とも。

 小学生、中学・高校の部10時~12時、成人男子、女子、シニア、錬士の部13時~16時。

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