安倍晋三内閣総理大臣が1月4日、伊勢神宮外宮(げくう)・内宮(ないくう)を正式参拝した。
新年の伊勢神宮参拝は歴代首相の恒例行事で、この日は安倍首相のほか閣僚、鈴木英敬三重県知事、鈴木健一伊勢市長らがモーニング姿で正装し両宮を参拝した。
参拝後、安倍首相はボーイスカウト日本連盟伊勢第7団とガールスカウト日本連盟三重県第1団の子どもたち約60人の歓迎を受け、伊勢市立明野小学校5年の松本凌さんと玉城町立有田(うだ)小学校4年の永田茉愛(まい)さんから花束を受け取った。
安倍首相は、2016年に行われた「G7伊勢志摩サミット」において各首脳たちと共に神宮を訪問。オバマ米大統領(当時)と宇治橋を渡る姿の映像は世界中に配信された。2013年に斎行された式年遷宮「遷御の儀」にも、1929(昭和4)年の濱口雄幸(おさち)首相以来84年ぶりに参列している。
安倍首相は、参拝後の年頭記者会見で「新元号を4月1日に公表する」と表明。「皇太子さまが即位される5月1日に改元。国民生活への影響を最小限に抑える観点から、4月1日に元号を改める政令を閣議決定し、公布は通常の手続きにのっとって行う」と話した。