2016年に伊勢志摩サミットが開催された賢島の中にある「賢島スポーツガーデン」(志摩市阿児町、TEL 0599-43-5566)で1月13日、テニス大会「伊勢志摩リゾートAKカップ」が開催された。
三重県知事の鈴木英敬さんが選手として出場することから「英敬(えいけい)=AK」カップと名付けられた同大会。三重県内のテニス愛好家ら約80人、16チームが参加。平均年齢は60歳以上、最高齢は81歳。
この日は、晴天で風もなく穏やかな一日となり、参加者は日頃の練習の成果を発揮しながら試合を楽しんだ。7面のコートが昨年新しく張り替えられ、愛好家ら有志によって整備されきれいになったグリーンのコートでは、リーグ戦とトーナメント戦が行われ、早朝から笑顔があふれていた。
鈴木知事は、テニスシューズを新調しヨネックスの大坂なおみモデルのラケットで参加、竹内市長はラケットから全身のウエア全てを市内のスポーツ店で購入し試合に臨んだ。
学生時代テニスサークルで活動していた鈴木知事は、サービスエースを何度も決めチームに貢献、高校時代陸上競技でインターハイへ、大学時代アメリカンフットボールをやっていたという竹内市長はバックハンドでボールを返すなど機敏に動きコートを駆け回った。竹内市長が暑くなって上着を脱ぐと地元文岡中学校(同)の体操服を着用していることをアピールし笑いを取っていた。
約1時間半の試合をこなした鈴木知事は「20年ぶりのテニスだったが、自然豊かな賢島でこのように汗をかくことができてとても楽しかった。妻からはアキレス腱を切らないようにと促された。また挑戦したい」と笑顔で会場を後にした。
同大会には、志摩市民病院(同大王町)院長の江角悠太さんやリゾート施設・志摩地中海村(同浜島町)社長・大西晶さん、代々木高校賢島本校(同阿児町)校長・一色真司さんらも参加。現役海女の三橋まゆみさんも白の海女着姿で応援に駆けつけた。三橋さんは「私も昨年からみんなと一緒にテニスを始めたがとても楽しい。ここはスポーツするのも最適。もっともっと伊勢志摩を、賢島を盛り上げたい」と話す。
同施設の営業時間は9時~日没、料金は1面1時間=500円(市内)、1000円(市外)。