三重県産業支援センター(津市栄町1)は「中小企業経営改革チャレンジ(新商品・新技術開発)支援事業」の今年度の補助金交付先が決定したと発表した。
4月に実施した募集に対し38件の応募があり、18件の研究開発等のテーマについて、8月11日付けで補助金の交付を決定した。
同事業は、経営改革に取り組む意欲のある県内の中小企業等に対して、経営の向上を目的として行う新商品・新技術開発の事業に要する経費の一部を助成する制度で、1件当たりの補助金額は、150万円から450万円(補助率2分の1以内)。2005年度は合計35件、2004年度は27件の交付決定を行っている。
伊勢志摩地域の交付企業はNPW技研(伊勢市佐八町894、TEL 0596-39-1133)、松井鉄工所(伊勢市竹ケ鼻町70、TEL 0596-36-2222)、三重電子(多気郡明和町、TEL 0596-52-5281)、グローブ・データ(志摩市阿児町、TEL 0599-44-2700)の4社。
同センター担当の田中保浩さんは、「同事業は今年度で一旦終了。3年間で、応募総数164件うち80件の事業に対して助成を行った。来年以降についてはまだ未定だが、今後も県内の中小企業の経営改革を支援していきたい」と話している。