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おかげ横丁で企画展「二見浦に魅せられて」 夫婦岩の修復工事秘話紹介も

おかげ横丁で企画展「二見浦に魅せられて」 夫婦岩の修復工事秘話紹介も

おかげ横丁で企画展「二見浦に魅せられて」 夫婦岩の修復工事秘話紹介も

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 おかげ横丁(伊勢市宇治中之切町)伊勢路名産味の館2階の大黒ホールで現在、伊勢市教育委員会後期企画展「二見浦に魅せられて」が開催されている。

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 平安末期の歌人・西行がこよなく愛し、多くの歌を詠んだ「二見」をテーマにした同展。夫婦岩のジオラマや岩石標本など地質学的な観点から、二見で作られる伊勢神宮で使う塩について、二見を訪れた歴史上の人物、伊勢神宮参拝に訪れた「おかげ参り」と二見浦の関係、近代の絵葉書や商業チラシ、夫婦岩の3Dスキャンやドローンによる空撮映像、かつて二見町にあったとされ西行が過ごしたかもしれないと考えられる安養寺跡から出土した土器や木製品、初代歌川広重の直筆の「冨士三十六景 二見ヶ浦」など計78点の資料を展示する。

 二見町在住の田中信光さんは、かつて二見の音無山までのロープーウエイの写真を見て「子どものころロープーウエイに乗ってよく遊んだ。とても懐かしい。このロープーウエイは戦争時の鉄の回収令で取り壊され無くなってしまった。結局その時の鉄は使われなかったそうだからとても残念」と話す。

 そのほか、1918(大正7)年9月の台風で、二見のシンボル「夫婦岩」の小さい方の岩「女岩(めいわ)」が根本から折れる事件が発生。総重量40トンと推測される女岩の修復は困難で、成す術をなくし2年間修復されずに放置され、多くの人が悲しんでいた。そこで鳥羽の菅組(現在「スガテック(東京都港区)」)が「夫婦岩女岩の修復工事」を請け負い、成功させた裏話を当時の写真と共に紹介する。

 開催時間は9時30分~17時。12月1日まで。

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