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伊勢シーパラダイス、タツノオトシゴの飼育種日本一に 日本初のふれあい体験も

伊勢シーパラダイス、タツノオトシゴの飼育種日本一に 日本初のふれあい体験も

伊勢シーパラダイス、タツノオトシゴの飼育種日本一に 日本初のふれあい体験も

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 「伊勢夫婦岩ふれあい水族館伊勢シーパラダイス」(伊勢市二見町、TEL 0596-42-1760)が7月16日、タツノオトシゴ飼育種日本一の展示スペース「タツノオトシゴのくに」を開設した。

【その他の画像】伊勢シーパラダイス「タツノオトシゴのくに」日本一の飼育種

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 展示数約220種約1961点(2020年4月時点)、総水量1079トン、水族館床面積4386平方メートル、トドやセイウチ、アザラシ、イルカなどの動物と触れ合える水族館として人気の同館。

 世界に40~50種いるとされているタツノオトシゴ。日本では、外見が龍(たつ)に似ていることから「龍の落とし子」「龍が産み落とした子」からタツノオトシゴと命名され、別名「海馬(うみうま)」、英語名で「seahorse(シーホース=海の馬)」と呼ばれている。

 新しく完成したエリアは、日本近海、インドネシア、オーストラリア、カリブ海に生息する10種(タツノオトシゴ、サンゴタツ、ヒメタツ、ハナタツ、タカクラタツ、クロウミウマ、タイガーテールシーホース、カリビアンシーホース、ゼブラスナウトシーホース、ホットベリーシーホース)を飼育展示する「タツノオトシゴのくに」。

 成長すると30~35センチになる世界最大の「ポットベリーシーホース」、2017(平成29)年に新種だと確認された「ヒメタツ」、タツノオトシゴはカップルになるといつまでも仲良くするといわれることから夫婦円満の象徴とされているがその中でも特に雄と雌が出会うと離れない「タイガーテールシーホース」など、同館水族館事業課長で魚類担当の中島亮さんが描いたイラスト入り解説と共に紹介する。

 中島さんは「昨年4月1日にオープンした『ふれあい魚館』のエリアで、日本で唯一となるタツノオトシゴと触れ合える水槽を設置したところ人気を集め、同年夏に開催したタツノオトシゴの企画展も好評で、2カ月間の予定を半年間に期間を伸ばして展示した経緯から常設展示の『タツノオトシゴのくに』が誕生した。今のところタツノオトシゴの飼育種で日本一だと思う。コロナの影響でまだ入館していないが近日中にあと3種類追加予定」と話す。

 そのほか、魚の観賞と休憩を兼ねたカフェ風スペースで、36席の椅子を設置したアクアリウムカフェリア「いこいの魚館 UOASIS(ウオアシス)」を新設。どう猛なウツボ4種を鳥の目線で観察できる「バーズアイ水槽」、前後左右からサンゴの海を観察できる「サンゴ水槽」、実際に飼育スタッフが参考にしている書籍や購読している本を並べた「ブックコーナー」を設置した。

 中島さんは「タツノオトシゴにもたくさんの種類がいることを知ってもらいたい。現在はコロナ感染対策のために中止にしているが、手を入れると指に巻き付くタツノオトシゴとのふれあいもぜひ体験してもらいたい」とも。

 営業時間は9時~17時。入場料は、大人=1,950円、小中学生=950円、幼児(4歳以上)=500円、シニア(65歳以上)=1,750円。現在、コロナウィル感染症対策のため、予約優先入場制にて営業する。 当日30分前までにネット予約すると、優先入場できる(事前予約特典有り)。

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