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志摩市出身・志摩ノ海関11勝4敗、2度目の敢闘賞 勝星で地元が元気に

志摩市出身・志摩ノ海関11勝4敗、2度目の敢闘賞 勝星で地元が元気に

志摩市出身・志摩ノ海関11勝4敗、2度目の敢闘賞 勝星で地元が元気に

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 志摩市出身の幕内力士・東前頭17枚目の志摩ノ海関が11月22日、大相撲11月場所を11勝4敗と健闘し、2度目の敢闘賞を獲得した。

【その他の画像】志摩ノ海の地元志摩市でパブリックビューイング

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 今年初場所で同じ木瀬部屋、明徳義塾高、近畿大の先輩で兄弟子でもある徳勝龍関が幕尻優勝を飾った。優勝パレードでは徳勝龍関の隣で騎手を務めた志摩ノ海関。今場所で、幕尻の志摩ノ海関は初日から5連勝。西前頭13枚目の逸ノ城関に1敗を許すも、その後も6つ連続で星を獲得。12日目の東前頭10枚目の竜電関を下手出し投げで幕内勝星更新となる11勝目を決めると、今年3度目の幕尻優勝に期待しメディア各社が注目した。

 13日目には、同じ11勝1敗で並ぶ東の大関・貴景勝関との一番。大関に勝って優勝に一歩近づきたかったが、惜しくも押し出されて土をつけた。14日目は、7月場所で今年2人目となった幕尻優勝の東小結・照ノ富士関との取り組み。同じ11勝2敗同士、幕内初優勝への望みをつなぎたかったが、寄り切られ脱落。ここまで、横綱2人と大関2人が休場する今場所を大いに盛り上げた。

 千秋楽のこの日は、志摩ノ海関は西前頭10枚目の明生関との取り組み。志摩ノ海関の地元・志摩市では志摩市や後援会のメンバーらが志摩文化会館(志摩市志摩町)大ホールでパブリックビューイングを開催。約80人が志摩ノ海関の勇姿を見守ろうと詰め掛けた。

 大画面に志摩ノ海関が映し出され、明生関との取り組みが始まると、全員が固唾(かたず)をのんで見守った。明生関に押し出され敗れると、ため息と同時に大きな拍手が沸き起こった。

 地元後援会の山下弘会長は「千秋楽では残念な結果になったが、今場所は優勝争いにも加わり、よく頑張ってくれた。来場所は恐らく番付(ばんづけ)が上位になると思うので強い力士との対戦も多くなる。さらに頑張って欲しい。引き続き応援を」と会場のみんなに呼び掛けた。

 志摩ノ海関の相撲の基礎を作った「志友館相撲道場」(志摩市磯部町)コーチの河村昭さんは「今場所の志摩ノ海は、十両優勝した時と同様に、頭が上がらずとてもフットワークが良かった。最終の3つ連続の黒星は惜しかったが、よく頑張った。志摩ノ海を知る地元の爺さん、婆さんが、テレビの前で元気よく応援していたのがとても印象的だった。志摩ノ海が勝つとみんなが元気になるので、来場所も活躍してほしい」と期待を込めた。

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