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伊勢神宮両宮を岸田文雄内閣総理大臣が参拝 年頭記者会見

伊勢神宮両宮を岸田文雄内閣総理大臣が参拝 年頭記者会見(撮影=加藤直人)

伊勢神宮両宮を岸田文雄内閣総理大臣が参拝 年頭記者会見(撮影=加藤直人)

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 岸田文雄内閣総理大臣が1月4日、伊勢神宮外宮(げくう)・内宮(ないくう)の両宮を参拝した。

【その他の画像】岸田総理伊勢神宮内宮を参拝

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 モーニング姿の岸田総理は両宮を御垣内(みかきうち)参拝した。新年の伊勢神宮参拝は歴代首相の恒例行事だが、昨年はコロナ感染症拡大の影響から菅義偉元内閣総理大臣の神宮参拝は行われなかった。

 参拝後、岸田総理はボーイスカウト日本連盟伊勢第7団カブスカウト隊とガールスカウト日本連盟三重県第1団ジュニアスカウト部門の子どもたち約20人の歓迎を受け、伊勢市立小俣小学校5年の水崎侑希さんと大西凜さんから花束を受け取った。その後、神宮司庁で年頭記者会見を行った。

 岸田総理は「伊勢神宮を参拝し、新型コロナに打ち勝てるように、国民の皆さまにとって今年が素晴らしい一年になるようにお祈りをしてきた。今年のえとは、壬寅(みずのえとら)。壬寅は新しい動きが胎動し、大いに伸びるという意味がある。寅という字は慎むという意味があり、大いに伸びるときには普段以上に慎重でなければならないという教えも込められている。本年を大胆に挑戦し、新たな時代を切り開くための一年としていきたい。一方で、慎重であるべきところは慎重に物事を進めていく、謙虚さを忘れないように肝に命じる」とあいさつした。

 「特に慎重に取り組まなければならないのは新型コロナ対応。十分な備えをした上で過度に恐れることなく、国民皆で協力し、この状況を乗り越えていきたい。新しい資本主義の実現に向けては大胆な挑戦をしていく。地方への投資と分配。地方のインフラ投資が不足している。第1に戦後の創業期に次ぐ日本の第2創業期を実現するために本年をスタートアップ創出元年とし5カ年計画を設定。全ての挑戦者を官民あげて全面的にサポートする。第2にデジタル田園都市国家構想を実現するため地方における官民のデジタル投資を大胆に増加させるデジタル投資倍増に取り組む。デジタルの力で地域を活性化し、地方から国全体へボトムアップの成長を実現する年とする。第3に気候変動問題への対応を進めていく。炭素中立型に経済社会を変革していくための議論を重ね、各省が総力を挙げて取り組むように指示をした。ここ伊勢は、6年前に伊勢志摩サミットが開かれた。サミット終了後オバマ元大統領による現役の米国大統領として、初の被爆地広島訪問が実現した。NPT(核兵器不拡散条約)運用検討会議は延期されたが、被爆地広島出身の総理大臣として核兵器の無い世界の実現に向けて引き続き全力を注いでいく」と決意を述べた。

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