夫婦岩(めおといわ)に向かって愛を叫ぶ「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ」イベント(通称=めおチュー)が11月20日、に二見海岸で行われた。
毎年、11月22日「いい夫婦(ふうふ)の日」前後の日曜日に二見興玉神社(伊勢市二見町)境内の夫婦岩の目の前で行われている同イベントだが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、夫婦岩の見える二見浦海岸に会場を変えて行った。
「めおチュー」は、群馬県我妻郡嬬恋村で毎年開催されている「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(通称=キャベチュー)」にならい、縁結びや夫婦円満の象徴として知られる同神社の海に浮かぶ夫婦岩に向かって愛を叫びたいと始めたのがきっかけ。2009(平成21)年から開催され、今年で14回目。主催は、日本愛妻家協会伊勢支部。
今年は三重県内のほか、岐阜県や神奈川県、愛知県から7組がエントリー。神奈川県在住の清水隆久さんは自身の還暦と結婚30周年の祝いに愛を込めて「愛してるよ」と、伊勢市在住の山本幸保さんは妻の誕生日にささいなことでけんかをしてしまったことについて謝罪し、妻への愛を叫んだ。
昨年叫んで、今年はサポーターとして参加した伊勢市在住の有岡千穂さんは「テレビでめおチューを知って出てみたいと思っていた。普段言えないことを素直に言える機会になったので参加してとても良かった。今年は友人に進めて参加してもらった。とてもすてきなイベントなのでこれからも継続していきたい」と話す。