志摩市出身の山崎拓巳さんが書いた書籍「人生のプロジェクト」(サンクチュアリ出版、1,470円)が、全国のTSUTAYAビジネス書販売ランキングで14週連続1位を達成した。
山崎さんは1965年志摩市(旧志摩郡)生まれ。3つの会社を運営するかたわら、ビジネスアドバイザーとしてリーダーシップ論、コミュニケーション術、メンタルマネジメント、タイムマネジメントなどをテーマに年間約200回の講演活動(延べ100万人以上動員)を実践。ニューヨークで絵画個展を開くなど画家・イラストレーターとしても活躍する。主な著書に「五つ星のお付き合い」「気くばりのツボ」「ポケット成功術」「人生はかなりピクニック」(サンクチュアリ出版)、「山崎拓巳の道は開ける」(大和書房)、「あした見た夢」(幻冬舎)などがある。
同書は、11月12日発売から2月10日まで全国のTSUTAYAブックス485店舗でのビジネス書の販売ランキングで14週連続1位を達成。3月28日に東京グランドホテル(東京都港区)で開催予定の「人生のプロジェクト」実践セミナー(定員280人)では、募集開始から約4時間で完売になるほどの人気ぶり。
同出版社営業・広報担当の北原広康さんは「一般的に3万部売れればベストセラーと言われる世界で、現在同書は73,000部を売り上げる。最近では企業の社内研修用にまとめ買い頂いたり、セミナーで活用して頂くなどのニーズもある」と打ち明ける。
同書では、人生をプロジェクトに例え「段取り」の重要性をわかりやすく解説。企画は佐藤大吾(ヒューマンデザインオーソリティ代表)さん。小さいころ、家業の真珠養殖の仕事を手伝っている時、真珠貝に付いた異物を掃除する単純であまり好きではなかった作業を、「ストップウオッチひとつでワクワク楽しく、しかも作業効率を上げる方法をあみ出す」エピソードも披露する。
山崎さんは「2対2の合コンも、10人の飲み会も、30人のお花見も、1,000人のイベントも『段取り』はすべて同じ。人生に、仕事に、恋愛に、全てのシーンに『段取り力』は生かされる」と話す。「仕事の能力の一番はやはり『段取り力』。最近は『プロジェクトマネージメント』っていうかたちで逆輸入されているが、このコンセプトは、本当は日本のお家芸。将来は『DANDORI』を世界の共通語にしたい」とも。
写真:「人生のプロジェクト」表紙(伊勢志摩経済新聞)「人生のプロジェクト」サンクチュアリ出版内Taku's CafeTSUTAYAランキング